2022年6月16日(木)、「建築設計製図Ⅰ」の第9回目の授業が行われました。
今回は、2階、3階の平面図の作図を行いました。各自作成した模型を図面化していきました。
まず始めに、図面の基本的な描き方の確認を行いました。図面を描く順番や線の意味を考えること、線の太さなど単純な図面だからこそ、注意するようにとのことでした。特に断面線、見えがかり線の区別は自分で作った模型をしっかり見て、描くようにとのことでした。
今回の課題は、線の数が多くなかったため、授業内に課題を終えている学生が多くいました。その中でも、さらに改善できる点がないか、先生方に確認している学生がみられたのが印象的でした。
また、前回の講義の終わりに、各自、作図するために柱や壁の位置を確認する簡単な図を描くホームワークが出ていました。しっかりやっている学生は、作図をする上で迷いも少ないように見えました。
最後に先生方から講評がありました。線を引く際には、ペンを「まわす」ことで1本の線を一定の太さで引くことができます。きれいな線を描くために、線にムラができてしまう学生はペンを「まわす」ことに挑戦してみましょうとのことでした。実は、この課題は完成した模型を見て作図を行うという、実際の建築の現場とは逆のプロセスの体験です。この課題により、模型と図面の整合性をとることが重要さを学ぶことができるとのことでした。
次週は、これまでの未提出課題の提出日です。「住吉の長屋」の課題までは提出ができます。また、第8回の授業で提出した模型の評価が再提出の人は、やり直して再提出するようにしましょう。
TA 岩壁薫子 SA 小西悠太