2022年6月2日(木)、「建築設計製図Ⅰ」の第7回目の授業が行われました。先々週から安藤忠雄さんの「住吉の長屋」の作図課題に取り組んできました。今回は、断面図と立面図の作図です。
初めに、渡部先生から、「住吉の長屋」の立面の特徴でもある打ち放しコンクリートの説明がありました。打ち放しコンクリートの表面に見える円状のくぼみは、コンクリートの打設時に型枠を作るために使用するPコンを取り除いた跡です。
次に、廣田先生から本日の課題の作図手順の説明と作業時間の目安の表示がありました。先週までに配布された平面図と断面図の資料を参照しながら描くことで理解が深まるというアドバイスがあり、実践している学生が多くみられました。
課題終了後、階段の作り方講座がありました。ケント紙で展開図を作る方法や、スチレンボードを重ねて作る方法などのレクチャーがありました。その際、階段の断面がきれいになるように紙を貼るなど工夫をするようにアドバイスがありました。
最後にまいにちスケッチの講評がありました。この課題は、小さなものからスケッチを始め、次第に家具や空間など描く対象を大きくしていくものです。まだ、空間の大きさに到達していない学生もいるようです。室内や屋外の一部など空間のスケッチにも挑戦しましょう。
来週はいよいよ模型提出です。授業では自分の模型を使用して図面化を行います。来週の授業までに必ず模型を完成させるようにしましょう。中津先生が説明してくださったように、完成した模型が提出までに壊れないよう、梱包箱に入れるなど工夫して持参しましょう。
また、次回からは作業手順や時間の指示はないため自分で考えることが必要です。
TA岩壁薫子 SA小西悠太