2022年4月28日(木)、「建築設計製図Ⅰ」の第3回の授業が行われました。
まず始めに、前回までに習った線の引き方の復習を行いました。線の太さのメリハリや点線や一点鎖線を正確に引く、基準線を意識するなど製図の際のポイントを学びました。また、動画で作図の手順のレクチャーを受けました。次に三角スケールの使い方についての説明がありました。今回は、1/2の図面課題なので、「1/200」表示の辺を使用しました。
今回の課題は「線の練習2」です。A4の課題用紙に縮小されている図面と表記されている寸法を見ながらA3のケント紙に線の練習を行います。注意しなくてはいけないのは、見本図は「縮尺二分の一」だということです。「縮尺」を理解し、三角スケールを正しく使いこなすことが必要です。図面を描く手順として、ケント紙に枠を描き、右下に課題名、縮尺、学籍番号、氏名などを記入する枠を描きます。次に用紙の中央に図が書けるように「位置決め」をします。位置が決められたら、一点鎖線を引くために補助線を描きます。補助線は作図のためのガイドとなる線で、見える必要のない線なので薄く描きます。補助線に合わせ、基準線を一点鎖線の中線で描いていきます。
次に、指定された枠線及び枠内の線を描いていきます。最後に基準線のナンバー及び、寸法を記入します。文字を書く際にも補助線を利用し、文字高さをそろえることも重要です。
図面を早く描き終えた学生はホームワーク課題の「縮尺体験小課題」に取り組みました。世界の建築では大きさをミリの単位で表現します。1㎝は10㎜、10㎝は100㎜となります。三角スケールを使いながら、様々なスケールの正方形を描くという課題と1/5000の縮尺の有名建築物群の高さをそれぞれ三角スケールで測る作業をする課題です。
製図課題の後には模型道具のレクチャーと模型課題の説明がありました。連休中に模型道具や材料をそろえてください。
ほとんどの人が初めての模型製作だと思います。今回課題として出されたキューブ状の模型を製作してみて、分からない部分やうまくいかない部分も出てくると思います。分からない点などは授業の際に質問するようにして、本模型にも取り組んで下さい。
次回の持ち物は、円定規、製作した立体キューブ、「縮尺体験小課題」のプリントを持ってきてください。また、立体ドリルとまいにちスケッチを各自取り組んでおきましょう。
第2回「線の練習」の課題で再提出になっている学生は5月12日(木)の授業前に教室の入り口に受付を設けるので提出をしてください。