022年4月14日(木)「建築設計製図Ⅰ」の第1回目の講義が行われました。
今年度も扉や窓を開けての換気などの感染予防対策を十分にとり、講義を行いました。二酸化炭素濃度計での計測を行い、講義中は680ppm以下の数値でした。
はじめに担当の先生方の自己紹介がありました。担当は、龍口先生、廣田先生、古賀先生、中津先生、渡部先生、佐野先生、増田先生、中村先生、ヤップ先生、TA岩壁、SA小西の11名です。
続いて、本講義の目的と講義概要の説明がありました。建築設計製図は建築に関わる基礎的な知識と技術を学ぶことを目的としていること、また建築図面は他者に情報を伝えるための道具であり、言語は違っても「会話」をすることができるとのお話でした。
次に、設計製図導入レクチャーと講義で必要な道具の説明がありました。果物の断面写真と建物の図面を比較して、これから学んでいく平面図、断面図、立面図について学びました。
初めての課題として立体ドリルを行いました。立体図から平面図と2方向からの立面図を作図しました。立体図を読み解くのに苦戦している学生もいましたが、面を着色する作図方法の解説を聞き理解を深めていけたようです。
最後に自宅課題である「大きくなる、まいにちスケッチ」の説明と一つ目のスケッチを実際に行いました。この課題は、身近にあるもののスケール感を身につけるための練習であり、対象物の寸法を測り、スケッチとともに記録していくものです。小さなものから始めていき、次第に対象が大きくなり、最終的に建物などのスケッチを行います。今回は最初の対象として、消しゴムなどの文房具や硬貨などをスケッチしている学生が多くいました。15分ほどでそれぞれの学生が選んだ対象物を描き上げていました。スケール感を身につける第一歩になったのではないでしょうか。
第1回の設計製図Ⅰは以上です。次回の授業は製図道具を使っての線の引き方などの講義となります。次回までに各自、製図用シャープペンシル(0.3㎜、0.5㎜、0.7㎜)三角定規、三角スケール、字消版、製図用ブラシ、ドラフティングテープ、消しゴムなどの持ち物を準備してください。
TA 岩壁 薫子 SA 小西 悠太