2022年5月20日(金)
建築設計製図Ⅲは5回目の講義を迎えました。
前回の中間提出では自分の設計を一旦まとめてみるという作業を行いましたが、それに伴ってまだまだ設計を深められる部分や、他の人の作品と見比べたことで、明確な目標設定がそれぞれ見つかったと思います。それをふまえて、今回はどのような提案を用意してきたのでしょうか。
中間発表では、設計の核となる自らの強いコンセプトや、自分の好きな空間をつくるためのこだわりが強く出ている人が紹介される傾向にありました。その影響か、今回は部屋のプランニングや、理想の空間のために試行錯誤している人が多い印象でした。
なかには、「住宅とはなにか」「安心とはなにか」のような概念的な部分をとらえなおそうとする動きもあったようで、先生との対話は白熱していました。
そんな第一課題のようすですが、来週はいよいよ模型の提出があります。その参考のため、今回の講義では昨年の先輩が提出された模型や、先生が実際のお仕事の中で作られた模型が展示されました。それをじっくり観察して、家具や窓の作られ方、着色や質感の表現を見て学び、学生どうしでの相談も活発に行われていました。
この設計課題も残すところ最終提出まで残り2回です。そのなかでも、模型を始めとする空間の設計は来週の模型提出をもって区切りをつける必要があります。この1週間を大事に自分の家族のための空間のため、自らでスタディを重ねていきましょう。
※建築設計製図Ⅲでは、2つの教室に分散し、部屋の密度を下げ、飛沫防止パーテーションを立てて個人指導を行っています。講義中は、窓を開けるなどして常時換気を行うとともに、校舎入り口での検温・アルコール消毒を実施するなどの感染対策を行っています。受講者のみなさんは日々の体調管理に気をつけ、講義中はマスクを着用し、大きな声での私語を慎むようにするなど、安全に配慮して講義に取り組みましょう。
TA – 吉村 龍太郎