2022年4月22日(金)
第3回目の建築設計製図Ⅲになります。前回のエスキスを経て設計のコンセプトは固まってきたでしょうか。
前回に引き続き、講義の冒頭にレクチャーが行われました。今回は大塚先生より、住宅設計において給排水設備についての説明や、取り回しに必要な寸法、トイレなどの詳細な設計をどのように行えばいいのかを説明していただきました。
加えて、酒谷先生より参考事例の調べ方について改めて説明がありました、学生の皆さんは参考事例を調べる際に必ずスケール通りに印刷するなど、自分の敷地寸法などと比べながら、設計のスケール感を掴みましょう。
さて、今回もエスキスに向けて、コンセプトを詰め込んだ図面や、様々なかたちで作られた模型を使って、自分の考えた設計を伝えて対話していきます。
全体を見ていると、それぞれの設計案が前回に比べ方向性がしっかり見えてきたように感じます。各先生とのエスキスでは、象徴的な模型や、スケッチ、図面などがたくさん出てきたようです。そのおかげか、エスキスの内容もより深まってきたことでしょう。
次回はいよいよ中間提出です。日程の都合上、今年は中間提出まで3週間ほど間隔が空いてしまうことになります。これをプラスにとらえて、3週間のあいだでしっかり提出物の密度を上げていきましょう。設計に詰まったら、自分が参考にした建築を実際に見に行くことも、自分の考えを整理するのに大切だと思います。
【次回の提出物】
・平面図 1:100 1F、2F
・断面図 1:100 2面以上(吹き抜けを含めること)
・立面図 1:100 2面以上(道路側を含めること)
・配置図 1:100 周りの建物を含めること
これら全て、A2ケント紙に記入
・模型 1:100 隣接する建物を含めること(高さに注意する)
※建築設計製図Ⅲでは、2つの教室に分散し、部屋の密度を下げ、飛沫防止パーテーションを立てて個人指導を行っています。また、窓を開けるなどして、換気を行っています。受講者のみなさんは、体調管理に気をつけ、校舎入り口での検温・アルコール消毒を実施しています。授業中はマスクを着用し、私語を慎むようにするなど、安全を配慮して授業に取り組みましょう。
TA – 吉村 龍太郎