第8回目 鉄筋の引張試験

2025年11月21日、EF-109室で第8回の建築構造実験の講義が行われました。今回の実験では、前回作製した鉄筋コンクリート造梁の打設で使用されている複数の太さの鉄筋に対して引張試験を行いました。実験開始前に、担当教授が鉄筋の特性、実験の目的、および手順について説明しました。

その後、引張前後の変位の計測のために、試験用鉄筋にポンチで打刻しました。また、ひずみを計測するセンサーを貼付しました。

次に加力実験を行い、鉄筋が変形する様子を観察しました。鉄筋が引っ張られる過程で、最大荷重、降伏点などのデータを記録しました。鉄筋が破断するまで力を加え、各ポイントでの変位も確認しました。

計測された降伏点やひずみ、破断前後の変位を比較することで、鉄筋の変形挙動や性能を詳細に分析できます。これらの結果をもとに、次回行うRC造梁試験体の曲げせん断実験の際、加力時の挙動の予測をします。

鉄筋コンクリート造梁の3週強度を計測します。