建築設計製図II (1年)

第9回 エスキス1:コンセプト・配置計画 <建築設計製図Ⅱ>

2025/12/04

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[担当]:黒田泰介、李祥準、中津秀之、日置和宣、大沼徹、古川達也、佐野友美、加藤隼輝、新明加奈子、中村円香、ヤップ・ミンウェイ、魏 誠浩

TA:伊藤希、荒井奈々、宮下莉子

2025年12月4日(木)に建築設計製図Ⅱの第9回目の授業が行われました。今回は第2課題「野島公園のチャペル」の第1回目エスキスが行われました。

はじめに黒田先生から今日の授業内容の説明がありました。

毎回、1/300の模型を用意して来るように前回の授業で話しがありましたが、今回は過去の優秀作品の模型が紹介されました。敷地の使い方、建物の配置、アプローチなど、今回のエスキスのテーマが表現されています。これから自分で設計を行う際の手掛かりやイメージに繋がると思いますので、参考にしましょう。

また、エスキスにはトレーシングペーパーを使うようにと指示されました。今回初めてこの紙を使う学生も多いと思いますが、配布された敷地図の上から重ねて描くことで、下の図像を写したり、自由に何回でも書き直すことが出来ます。渡された配置図に直接書き込むのではなく、トレーシングペーパーを活用してエスキスに挑みましょう。

今回から事例研究のスケッチ課題も再開しました。班ごとに出題された課題に対して、色使いやレイアウトが上手くなった学生が多く見られました。

第2課題から担当の先生が代わり、新しい雰囲気の中でエスキスが進められました。第1課題と比べて、教室で過ごす学生の様子も変わり賑わいがあります。これまでは集中して図面を描いていましたが、自分の設計を進めつつ、友達や先生方と会話をしながらエスキスの時間を充実させている様子です。各班、出されたスケッチ課題、スタディ模型、設計案などモノを持ってきている学生も多く、空き時間に手を動かしている学生もいました。

エスキスの進め方は各班でスタイルが異なります。学生2〜4人に対して先生2人でエスキスをする班や、先生が机で作業中の学生を見てまわるなど様々です。学生は先生2人からエスキスを受けることになるため、自分の作品について異なる意見に触れる難しさもありますが、素直に耳を傾けつつ自分の設計を進めていきましょう。

建物の設計を考えると同時に、ぜひ周辺環境との関係もデザインに取り入れましょう。どの面をどの向きに配置したら何が見えるのか、歩いている人の動線など、周辺環境が建物を形成することもあるため視野に入れて設計に取り組みましょう。

また同じ課題を進める友人の作品を見たり、友達同士で自分の作品について話し合うことは、自分の中に今までなかった考えやアイディアに触れ、よい刺激になります。初めての設計で、分からないこともたくさんあると思いますが、ぜひ積極的に先生や友達と話して進めていきましょう。

来週は、今回のエスキスを踏まえて、ブラッシュアップ=手直ししたエスキス模型や平面図を用意して、自分のアイディアを少しずつ形にしていきましょう。

TA:伊藤


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