【日時】2025年12月02日(火)4~5講時[15:10-18:40]
【教室】5号館503製図室
【担当】准教授:中津秀之、非常勤講師:野田亜木子、SA:黒石凜太朗(B4、中津研)
ランドスケープデザイン・ワークショップの第9回目の授業が行われました。
授業の最初は、前回行った敷地調査のまとめと、コンセプトの発表です。 学生たちからは、敷地調査での気づきをもとに、「地域のつながりを強める、『地域の食卓』のような建築」、「人の気配を感じ取れる図書館」、「建築とランドスケープの“あわい(間)”にある縁側のような空間」、「コミュニティを形成するショップ」、「段差によって人の行動を変えるデザイン」など、独自の視点でコンセプトを固めてきているのが印象的でした。
発表に対し、中津先生と野田先生からは多くのフィードバックがありました。 「視線の抜けをどうデザインするか」「『気配』という感覚を突き詰めてみてほしい」「建築とランドスケープ、どちらも魅力的にすること」「コミュニティ形成の具体的なキッカケとなる空間を考える」「参考事例があるなら、その建物の周辺環境まで分析して引用すること」など、具体的なアドバイスをいただきました。 特に、「この“場所”だからこそできる空間をつくること」、そして「今感じた“言葉”を深めること」が大切だという指摘が心に残りました。
後半は、敷地模型の作製を行いました。 ハニカムボードや段ボール、スチレンボードを使い、敷地を作り上げていきます。黙々と丁寧に作業する学生たちの姿が印象的でした。
次週は、いよいよ第1回目の「エスキス」です。敷地に行き、肌で感じたことを素直にデザインに取り入れてほしいと思います。どんなアイデアが飛び出してくるか、今からとても楽しみです。
SA:黒石凜太朗