ランドスケープ・デザインワークショップ(2年)

第8回 後半課題説明、敷地見学

2025/11/25

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【日時】2025年11月25日(火)4~5講時[15:10-18:40]
【教室】5号館503製図室
【担当】准教授:中津秀之、非常勤講師:野田亜木子、SA:黒石凜太朗(B4、中津研)

ランドスケープデザイン・ワークショップの第8回目の授業が行われました。

今回から第2課題がスタートします。テーマは「既存ひろばのリニューアル」です。 対象敷地は、横浜市金沢区にある「室の木第2住宅 集会所前広場」。敷地面積は約1,400㎡(約54,000×19,000)で、住宅と官舎に囲まれ、近くには小学校があるという環境です。前半の課題で習得した「デザインボキャブラリー」を駆使して、建築とランドスケープが融合した空間デザインを行うことが目標とされています。

敷地調査を行うにあたって、先生方からレクチャーがありました。 中津先生からは、「敷地に行き、五感を使いながら感じたことを図面に書き込むこと」、そして「虫の目、鳥の目の両方を意識すること」が重要だとご指導いただきました。 野田先生からは、「敷地の良いところを読み取り、面白い部分を伸ばすデザインを意識してほしい」という、今後の設計の核となるお話をいただきました。また、敷地にあるものが「なぜそのような状態になっているのか」を深読みすることの重要性についても教えていただきました。

その後、実際に敷地見学へ。戻ってきた学生たちからは、「近くの小学生の声が聞こえる」「静かだけど静かすぎない」「夕暮れ時なのでご飯のいい匂いがする」「住宅地と官舎で雰囲気が違う」「壁や住宅の圧迫感がある」など、自分自身の身体と五感を使った分析結果が共有されました。

授業の最後には、現時点でのコンセプトを発表。「売店をつくる」「日常の延長」「人の気配が感じられる場所」などの提案が出ました。 これに対し先生方からは、「賑わっている公園と静かな公園の違いとは何か」「思わず何かしたくなるような、内部空間と外部空間のつながり」「どんな人が来るか、どんな人に来てほしいか」について、さらに深く考えていこうと講評がありました。

これから本格的にデザインを進めるにあたって、中津先生からいただいた「自分の感じたことを信じること」「対象敷地に実際に行って考えること」というアドバイスをいただきました。これから、始める設計でどのような提案がされるかがとても楽しみです。

これから本格的にデザインを進めるにあたって、中津先生からいただいた「自分の感じたことを信じること」「対象敷地に実際に行って考えること」というアドバイスをいただきました。これから、始める設計でどのような提案がされるかがとても楽しみです。

SA:黒石凜太朗


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