【担当】黒田泰介、兼広彰、戸田啓太
2025年10月7日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の2回目は、敷地周辺の調査を行いました。対象建物の「旧桔梗屋」がある藤沢宿を歩きます。最寄り駅である藤沢本町駅に13時30分に集合しました。天気に恵まれ、良い調査日和でした。

旧桔梗屋に向かう前に、旧東海道の宿場町「藤沢宿」について、現地レクチャーがありました。江戸の日本橋から数えて6番目の宿場です。黒田先生、兼弘先生、戸田先生からの解説を交えて、旧藤沢宿を端から端まで歩きました。街道の傍らには昔の写真が展示され、かつての街並みを偲ぶことが出来ました。


桔梗屋は藤沢宿で茶・紙問屋を営んでいた旧家です。明治期に建てられた店蔵の他、背後の主屋、江戸時代末期に建てられた文庫蔵の3棟が、国登録有形文化財となっています。

実測に先立ち、藤沢市計画建築部街並み景観課のご好意で、旧桔梗屋の内部を見学させていただきました。前回の授業で決められた各班に分かれて建物内外を見て回り、担当する建物を確認していきました。





旧桔梗屋の見学の後は、藤沢を代表する寺院である遊行寺と、藤沢市によるまちづくり施設である「ふじさわ宿交流館」を訪れました。旧藤沢宿の模型や歴史的資料などが展示されており、今後の敷地調査を進める上で大いに参考になりました。
JR藤沢駅に向かう途中にも、古民家を再生・利活用した「蔵前ギャラリー」があります。再生案を考える上で参考になるかもしれません。
長時間の調査でありましたが藤沢宿や旧桔梗屋の建物、周辺の街なみなど、多くのことを知れたのではないでしょうか。今週末はさっそく実測調査が行われます。しっかりと実測を行い、設計に結びつくように頑張りましょう。
SA:久保田