担当:古賀、大島、津野、村山
2025年1月9日第12回の講義が行われました。
今回の授業では、来週の発表に向けて、プレゼンボードや模型の表現と提案において一体感がありストーリー性があるかをエスキスしていきます。
プレゼンテーションにおいて重要なことは、言葉で説明しなくても相手に伝わるようにすることです。その際、コンセプトにおいては各内容に必ずダイアグラムを挿入すること、各図面では、キャプションを入れ、模型においても空間が分かるように表現し、考えているアイデアをすべて表現できるようにしておくことが大切です。

学生の図面を見ていて、ほとんどの人がCADでの作図を行っていますが、やはり、手描きでの表現は、空間のイメージが伝わりやすいようです。最初の図面写真がその例です。タブレットに手描きをするという手法で作図しています。物語が見えるようです。最終提出では、きれいな線にする必要があるので手描きでの作図は難しいかと思いますが、手描きで表現される空間と同じようにできるように工夫しましょう。

最後に先生方からアドバイスがありました。
・道路側から見たときの坂道の表現も立面図に表して書いてください。また、奥の斜面地でも同様にし、周辺との関係が分かるようにしてください。模型においてもコンタをいじり、図面と模型が異ならないように作成しましょう。
・スタディにおいて3Dで行っている人もいますが、そのまま切断し出力すると余計な線などが出てわかりづらくなります。2Dで再度編集し、線の修正をする必要があります。
・配置図、平面図は建物へのアプローチと外構を伝えるうえでとても大切です。
・断面図において切断する場所はとても大切です。どこを切れば、空間が表現できるかを考え、断面線を決めていく必要があります。



次週授業で求められている提出物を記載しておきます。
・コンセプト(面積表も記入)、ダイアグラム、パース等
・住棟各図面 1/100
・住戸各図面 1/30(1/20~1/50)
・全体模型 1/100
・周辺模型 1/500
・住戸模型 1/30(1/20~1/50)
来週は全体発表です。上記の提出物を用意し、考えるアイデアをすべて詰め込み、しっかりと完成させるようにしましょう。そのためには、この一週間のスケジュール管理をすることが大切です。
TA:石渡