[担当]:黒田泰介、李祥準、中津秀之、日置和宣、大沼徹、古川達也、佐野友美、加藤隼輝、新明加奈子、中村円香、ヤップ・ミンウェイ、魏 誠浩
TA:伊藤希、荒井奈々、宮下莉子
2025年10月2日(木)に、建築設計製図Ⅱの第1回目の授業が行われました。
この授業は、建築製図の基礎的技術を習得する訓練として設計の基礎を学んでいきます。
今回はガイダンスとして、黒田先生よりシラバスに基づく授業のテーマと概要の説明、第一課題の対象建物が紹介されました。

第1課題は、1952年に建築家の増沢洵が設計した木造2階建ての自邸「最小限住居」を対象として、手描きで設計図面のコピーを行います。トレースとは異なり、製図用紙に図面枠と基準線から描き始めます。精度やレイアウトなど、建築図面として美しく表現されることが大切になります。
第1課題では、建物の構造を立体的に理解するため、図面コピーと並列して軸組模型を制作します。配布された構造図に見るように、各部分の寸法が細かく指定されているため、図面をよく読み込んで計画的に進めることが大切です。建築設計製図Ⅰの模型とは異なり、細かな作業が多いためコツコツと進めていきましょう。
授業の後半では、非常勤講師の先生方から自己紹介とご自身が設計された作品の紹介をして頂きました。現場の写真や図面を見せて頂き、建物のデザインだけではなく、建物の周辺環境を考えることやアプローチの仕方、中間領域の扱い方などを学ぶことができました。

続いて軸組模型の第1回レクチャーがありました。大沼先生と日置先生から模型制作で使用する工具の説明や構造図の読み方、工程表を元にスケジュール管理についてのお話がありました。
授業の最後には、6つの班に分かれてガイダンスが行われました。担当の先生方からそれぞれ作業の進め方や宿題の事例研究についての説明がありました。


来週から、1階平面図1/50の図面コピーが始まります。配布された図面を忘れずに持参して、図面を美しく表現できるように構造を理解しながら取り組んでいきましょう!
TA:伊藤