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第45回エコ・コンクリートカヌーコンペ2025を開催しました

2025/10/03

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9月26日(金)、第45回エコ・コンクリートカヌーコンペ2025が開催されました。

コンクリートカヌーコンペは、1977年からコロナ禍による中止を経て、45回を重ね続けられている伝統行事で、モノづくりの楽しさ、難しさを体験することを目的としています。

9月下旬ではありますが30度を超す暑さの中でのコンペ開催となりました。

5号館101ホールにて開会式が行われ、賞の紹介やコンペにおける注意事項の説明がありました。

今年は全9チーム、55人の参加がありました。建築・環境学科の1年生から2艇、2年生から3艇、3年生から2艇、4年生から2艇が参加し、大学の前を流れる侍従川でのレースに挑みました。これらのコンクリートカヌーはすべて、参加者たちが夏休みの間に自分たちの手で設計、製作したものです。

今年はカヌー作製時において多くの困難がありました。カヌー作製後の水漏れチェック時に大きな亀裂や穴が見つかったり、塗ったモルタルが薄く脆くすぐに壊れてしまいそうなカヌーが数艇ありました。学生達はそこで諦めず、ラス網や水中セメント、止水セメント等を駆使しながら補修を行いレースに挑みました。川にカヌーを下すまで心配していましたが、すぐに沈没する艇はなく予定していた全6レースを無事に終えることができました。

優勝は昨年の初出場で3位になった2年生チーム「迷惑かけてごめんなさい」、続いて9秒差で昨年度優勝チーム「琥珀」、3位は初出場の1年生チーム「とんがりまる」という結果となりました。 昨年度惜しくも復路で沈没し完走できなかった2年生チーム「ロンギヌスの槍」がスタート位置につく前に沈没したり、1年生チーム「ナラヤプリンス」は2戦目に同学年の「とんがりまる」との接戦中に沈没、高島研究室チームの「華頂宮艇」は4戦中3度の沈没を経験しながら果敢にレースに参加するなど9艇中3艇が沈没しました。

本コンペには、企業や学内部署、OBから賞をいただきました。  そしてコンペ当日は、川沿いで多くの方々が足をとめ、声援を送ってくださいました。ご協力くださったみなさまに、感謝いたします。  


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