2025年03月16(日)、2024年度秋学期バーティカルレビューが赤レンガ倉庫の建築展会場にて開催されました。
このイベントは,教員と学生が共に関東学院大学の建築・環境教育の全体像を見つめ直すと同時に,上級生,下級生の作品発表を通して創造的な刺激を受け合う場として位置づけられています。1年生から4年生の設計製図及びスタジオ及び大学院のスタジオまで,全学年の作品発表が行われました。本年度は会場に非常勤講師11名、専任教員7名、助手3名と来場者50名ほどを迎え入れ、対面形式で開催しました。また、海外大学との国際交流の一環として、中国科技大学(台北)より張先生と紀先生の2名をゲストクリティーク(講評)としてお招きしました。
発表に先立ち、出展者と台湾のゲストクリティークの先生方によるポスターセッションを同時通訳形式で実施しました。台湾の先生方は各学生の提案に興味津々で耳を傾けてくださいました。
バーティカルレビューの発表作品は下記の通りです。
【1年次】
建築設計製図Ⅱ
[担当]黒田、李、中津、日置、大沼、古川、加藤、佐野、中村、新明、ヤップ
224N1008_石川詩恩「守りの繭」
224N1010_石橋茜「祈りの軌跡」
224N1054_木戸菜乃葉「然輪への歩み」
224N1106_長谷川舞「芽吹くチャペル」
224N1113_廣安真桜「連なる傘」
224N1143_吉田椋哉「GIMEL-光、水、集い」
【2年次】
建築設計製図Ⅳ
[担当]柳澤、中村、酒⾕、遠藤、⾼島、野上、杉、木内、井上、岩澤、櫻⽊、武井、村⼭、ヤップ
223N1067_佐竹青嵐「ゆらぎの輪郭」
223N1154_田崎愛「あいまい」
223N1066_貞清哉人「積み重なる街の記憶」
223N1150_王雨楽「流れの軌跡」
ランドスケープデザイン・ワークショップ
[担当]中津、野⽥
223N1036_尾上智規「暮らしの裏に」
223N1085_髙松脩悟「小鳥を望む」
223N1094_張天昂「Communication Platform」
【3年次】
建築デザインスタジオ2
[担当]粕⾕、高塚、松田
222N1093_中田結和「本の生るところ」
222N1114_福山夢翔「段丘が紡ぐ知の風景〜織りなす追浜の地形と街〜」
222N1126_三村渓翔「邂逅図書館-北図書館の再構築と増築-」
まちづくりデザインスタジオ2
[担当]⿊⽥、兼弘、戸田
222N1056_黒石凜太朗「ODAWARA RAKE ~教会に見守れながら~」
222N1142_大野美羽「屋根の下で混ざり合う」
すまいデザインスタジオ2
[担当]古賀、津野、⼤島、村山
222N1067_澤口樹香「小道とあふれゆく」
222N1112_福田琉斗「重なりあい住まう~「空間の重なり」から人々のつながりを育む集合住宅~」
222N1116_布施拓夢「根を張り、つながる暮らし~ボロノイが繋ぐ個と集~」
222N1132_宮本莉子「いろんな家といろんな暮らし」
【大学院】
デザインスタジオⅡ
[担当]粕⾕、柳澤、高橋
324J3017_高橋葵衣「暮らしに呼びかける」
324J3022_中公彪之祐「遊就の美」
発表後には教員・非常勤講師の方々からの総評と賞の投票を行いました。
2024年度秋学期バーティカルレビューの優秀者は以下3名に決定しました。
《金賞》
高橋葵衣(M1)、大学院院デザインスタジオII、「暮らしに呼びかける」
《銀賞》
中田結和(B3)、建築デザインスタジオ2、「本の生るところ」
《銅賞》
三村渓翔(B3)、建築デザインスタジオ2、「邂逅図書館 -北図書館の再構築と増築-」
そして中国科技大学(台北)より優秀賞(2作品)、佳作(1作品)が授与されました。
《優秀賞》
佐竹青嵐(B2)、建築設計製図IV、「ゆらぎの輪郭」
三村渓翔(B3)、建築デザインスタジオ2、「邂逅図書館 -北図書館の再構築と増築-」
《佳作》
石川詩恩(B1)、建築設計製図II、「守りの繭」
さらに参加頂いた先生方からの特別賞が授与されました.
【個人賞 各賞】
《小形賞》高橋葵衣「暮らしに呼びかける」
《神永賞》宮本莉子「いろんな家といろんな暮らし」
《高橋賞》中公彪之祐「遊就の美」
《針谷賞》三村渓翔「邂逅図書館 -北図書館の再構築と増築-」
《津野賞》中田結和「本の生るところ」
《岡路賞》田崎愛「あいまい」
《岩澤賞》貞清哉人「積み重なる街の記憶」
《高塚賞》尾上智規「暮らしの裏に」
《神戸賞》木戸菜乃葉「然輪への歩み」
《神戸賞》廣安真桜「連なる傘」
《村山賞》福山夢翔「段丘が紡ぐ知の風景〜織りなす追浜の地形と街〜」
《酒谷賞》黒石凜太朗「ODAWARA RAKE ~教会に見守れながら~」
《柳澤賞》福田琉斗「重なりあい住まう~「空間の重なり」から人々のつながりを育む集合住宅~」
《粕谷賞》宮本莉子「いろんな家といろんな暮らし」
《古賀賞》中公彪之祐「遊就の美」
(順不同)
本年度の秋学期バーティカルレビューは、白熱した議論で大盛況のうちに終わりました。異なる視点による相互批評から、本学部の教育思想である「意匠・構造・設備デザインの統合」に向けて、更なる進化をするためのヒントも得られて、教育する側にとってもたいへん有意義なものとなりました。台湾からのゲストクリティークの先生方は新しい視点で講評してくださり、学生だけでなく教員にとっても大いに刺激を受ける機会となりました。
発表者の皆さんは次回も発表できるよう,発表できなかった皆さんは次回こそ発表できるよう新年度からもデザインに没頭して、まだ見ぬ未来を新しい建築で創造してください。
最後に大塚先生より、遥々台湾からお越しくださったゲストに感謝状を差し上げました。ご参加頂いた皆さま、どうもありがとうございました。