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2023年度 理工/建築・環境学会 研究発表講演会が開催されました。

2023/12/05

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2023年11月29日(水)、理工/建築・環境学会 研究発表講演会が開催されました。

一般講演は、午前9時から11時45分まで、5号館5-301、5-503、5-501・505教室の3会場で行われました。デザイン・構造・設備の3つの分野に分かれ、一人発表時間10分・質疑応答4分で、計26名の学生が研究成果を発表しました。それぞれの会場に本学部の学生のほか、外部からの来場者もおられ、延べ165名程度の参加がありました。

特別講演は、午後13時から14時30分頃まで、ベンネットホールで行われました。早稲田大学名誉教授である小松幸夫先生をお迎えして、「社会と建築」と題してご講演いただきました。会場では学生149名を含む、163名の参加があり、盛況となりました。

冒頭に、本学部の李准教授による司会進行の元、大塚学部長からの挨拶が行われました。小松先生は「建物の寿命推計に関する研究」をテーマに、2008年度日本建築学会賞(論文)を受賞され、建築のライフサイクルマネジメント分野の第一人者です。講演では、作品としての建築ではなく、不動産としての建物の経済的な側面から、減価償却や耐用年数の評価方法など、学内の講義では滅多に扱われることのない概念を、幅広く紹介していただきました。

小松先生は「建物を建てたら終わり」ではなく、「建物を長く使うもの」として考えることの重要性について指摘し、「建物は古くなると価値がなくなるという日本の常識」を一から見直した方がいいというお話は、学生にとっても大いに刺激になったのではないでしょうか。

講演のあとは質疑応答が行われ、最後に山口学科長による挨拶でしめくくられました。


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