12月7~9日に東京ビッグサイトにて、「エコプロ2022 ~環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ~」が開催されました。関東学院大学からは建築・環境学部の神戸 渡 准教授の研究室が出展し、日頃の研究成果の一端を紹介しました。
神戸渡研究室では、地震被害をうけた木造住宅に対する補修用金物の開発を行っています。大きな地震により被害を受けた住宅は修繕が必要に迫られる場合があります。その折インフラの修繕など、復旧時には多くの作業の必要があり、人材が不足することがあります。一方、近年DIYを趣味とする方が増えており、工具を所有する方が増えています。そこで、専門業者と近隣のDIYを趣味とする方が協力し、地域のコミュニティーの力で住宅の補修ができないかと神戸渡准教授は考えました。特別な材料を用いず、特別な工具を必要としない補修方法を考え、新たな補修用金物を開発しました。展示では、補修前後の構造性能を示し、その効果について紹介しました。また訪問者に対しては、神戸渡研究室の学生も説明担当しており、学生たちが日頃行っている研究について、学生の目線で伝えていました。
会場にはその他多くの企業、大学が出展しており、それぞれ特色のある成果が展示されました。
ご訪問してくださった皆様、ありがとうございました。