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2022年度「卒業設計公開発表・審査会」が開催されました。

2023/02/17

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2023年2月11日(土・祝),2022年度「卒業設計公開発表・審査会」が開催されました。

このイベントは,建築・環境学部 建築・環境学科の新設後に始まり,今回で7回目を迎えました。教員から推薦された12作品と自己推薦4作品による計16作品の卒業設計を公開で発表・審査し,金銀銅の3賞を選出します。なお,審査は専任教員及び建築設計製図やデザインスタジオをご担当いただいた非常勤講師と助手で行われました。当日はコロナ感染症対策に充分に配慮し,対面とリモートを併用しての開催となりましたが、非常勤講師14名(そのうちオンライン2名)、専任教員9名、学生約80名(そのうち半数オンライン)の参加がありました。

〈発表者〉

平井 美柚    幸せな人生の最期を迎える空間 人生の再考
栗原 将希    野毛アパートメント
田崎 太一    キズ建築 横浜における擁壁というランドスケープの再構築
小西 悠太     子安代謝♯1820 ~新陳代謝を促す集合住宅~
飯濱 由樹    Neutral School 身体活動を通した主体的な学びの場
市川 李     擁壁の狭間
伊藤 香音    あなたの地平が傾く瞬間(とき)に
         現代の過剰性から 「生-私たち-死」 の原初的ヘテロトピアへ立ち返る

植松 駿    個家(こや)の絡まり −1家族1住宅1敷地の解体−
小林 真歩    色から考える新たな団地再生計画
櫻井 響子    ここで ふたたび ひびきあう ―斎藤分小学校が地域の核になるための提案―
佐藤 香絵    201号室の「生」の存在
高田 奈緒子    建築家が暮らすまち
手塚 梨玖    いきづまりかけている都市と私たちへ
寺山 宇洋    継ぎ描く暮らしの表象-街を住み継ぐ住宅更新の可能性-
西澤 美咲    消えそうな記憶を生け捕りにする~愛着のある家の終わらせ方についての提案~
吉田 琳     家具から派生する建築

発表者は,スクリーンに大きく映したパワーポイントを用いて自身の設計内容を簡潔かつ的確に説明し,先生方は目の前にある模型を覗き込んだり,ボードに貼られた図面を真剣に眺めながら,不明な箇所を質問したり,作品のコンセプトや内容について講評します。授業で担当した学生の集大成と言える作品に先生方の熱意も冷めることなく議論は終始白熱したものになりました。

以下、それぞれの学生の発表と講評の風景です。

発表が終わった後は、審査員による講評と公開投票が行われ,今年の3賞受賞者が以下の通りに決定しました。

「金賞」寺山 宇洋 継ぎ描く暮らしの表象-街を住み継ぐ住宅更新の可能性-

「銀賞」植松 駿 個家(こや)の絡まり −1家族1住宅1敷地の解体−

「銅賞」西澤 美咲 消えそうな記憶を生け捕りにする~愛着のある家の終わらせ方についての提案~

 

そして、建築・環境学部の前身である工学部建築学科時代から、専任教員の評価による卒業設計の最優秀作品の作者に対して贈られる伝統的な「足立賞」には、寺山宇洋さんと植松駿さんが推薦されることになりました。また,学外での卒業設計展への出展作品として各々以下のように決定しました。

 

「JIA神奈川卒業設計コンクール」
寺山宇洋,植松駿,西澤美咲(以上3名)

「レモン展」
寺山宇洋

「日本建築学会 全国大学・高専卒業設計展示会」
植松駿

「近代建築_卒業制作2022」
寺山宇洋

そのほかに,特別賞として学部長賞と学科長賞の授与も行われました。

「学部長賞」
飯濱 由樹 Neutral School 身体活動を通した主体的な学びの場

市川 李 擁壁の狭間
櫻井 響子 ここで ふたたび ひびきあう ―斎藤分小学校が地域の核になるための提案―

高田 奈緒子 建築家が暮らすまち
手塚 梨玖 いきづまりかけている都市と私たちへ

「学科長賞」
田崎 太一 キズ建築 横浜における擁壁というランドスケープの再構築
小西 悠太 子安代謝♯1820 ~新陳代謝を促す集合住宅~

発表者の皆さん,お疲れ様でした。そして受賞された皆さん、おめでとうございます。卒業設計で考えたことは十年経っても忘れることはありません。卒業設計は,4年間の学生生活の集大成であり、自身の根源的な興味に向き合い、世に問いかける第一歩です.大学院進学する学生や就職する学生など,これからの進路は様々ですが,本学で学んだこと,考えたことを大事にそれぞれの舞台で活躍して欲しいと思います。


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