2025年12月17日(水)、建築・環境学部において、今夏に実施された「大阪・関西万博見学会」の報告会が、アフタースクールゼミとして開催されました。

本イベントは、建築・環境学部の学生たちが実際に万博会場を訪れ、最先端の建築や環境デザインを肌で感じた成果を共有する場として企画されたものです。当日は見学会に参加した学生や教員を中心に、約100名の参加者が集まりました。
報告会は黒田先生の司会のもと進行し、冒頭に粕谷学科長より「数十年に一度というこの貴重な万博を、学生の皆さんと共に体験できたことは非常に有意義でした。今回の経験を単なる思い出に留めず、これからの設計や研究の糧にしてほしい」との開会挨拶がありました。

続いて、見学会に参加した3名の学生が登壇し、それぞれの興味に基づいた分析を発表しました。
学部4年 鈴木竣人さん
広大な会場全体のマスタープランや動線を分析し、実際に歩いた実感を交えて感想を述べました。

学部3年 藤木由衣さん
会場内のトイレデザインに着目し、「意匠としては非常に優れている一方で、不特定多数が利用する空間としての衛生管理面に課題があるのではないか」という疑問を投げかけました。

学部2年 吉田 椋哉さん
会場に見られる奇抜なデザインの数々に焦点を当て、自身の驚きと共に考察を加えました。

発表後の質疑応答では、学生同士でパビリオンの感想や当日のエピソードについて活発なやりとりが行われました。

最後に、山口学部長より「これほどの規模での研修旅行は初めての挑戦でした。この企画の運営に尽力してくれた学生会の皆さんに、深く感謝します」と総評があり、会は盛況のうちに幕を閉じました。

建築・環境学部では、今後も学生が教室を飛び出し、実際の建築物や社会の動きに触れることができる研修活動を全力でサポートしてまいります。