教科書紹介

「はじめての建築学」シリーズ

建築・環境学部では、教育・研究活動の一環として様々な出版活動を行っています。特に初学者がスムーズに建築・環境学を学ぶことができるように、本学教員の研究成果を踏まえた教科書の作成・出版に力を入れています。

『新版 建築を知る-はじめての建築学-』

建築に初めて接する方へ向けて編まれた入門書。建築学の幅と奥行きを知るためのテキストです。
高校生や大学初年度の学生を対象に、建築とは何を学ぶ学問かを分かりやすく説明しています。さらに、専門分野に進む前にぜひ読んでおきたい本や建築用語の解説、また学習上のアドバイス等も収録されています。
本書は建築・環境学部1年生の専門科目「理工学概論」の教科書に指定されており、さらに全国の大学、短大等でも教科書として多く採用されています。

編者 建築学教育研究会
出版年 2014年12月
発行所 鹿島出版会
定価 (本体1,900円+税)

目次
序章 建築家をめざそう
第1章 建築について学ぶこと

建築学とは何か
過去から学ぶ
近代建築の目的
都市計画について
コンテクストと建築について
ランドスケープをつくる
住宅を設計する
設計・計画と建築の使われ方
建築にはたらく力
建築の構造について
地震国での建築と都市づくり
構造エンジニアと建築
大空間を覆う
大規模な木造建築物をつくる
木造住宅をつくる
建築における安全と快適
建築材料の「これまで」と「これから」
環境・設備から考える建築デザイン
安心できる環境をつくる
快適で地球にやさしい温熱・空気環境
光環境をデザインする

第2章 建物の誕生から廃棄・再生まで

建築デザインとは何か
建築を企画する
意匠を設計する
骨組みを設計する
環境を設計する
構法を設計する
建物を施工する
建物を長持ちさせる
建物を解体・廃棄・リサイクルする

『住宅をデザインする はじめての建築学-建築デザイン基礎編』

「建築デザインとはなにか」を学ぶための入門書。建築・環境学部で行われている設計課題の解説を通して、建築デザインの考え方・すすめ方を分かりやすく解説しています。
第1部では「環境建築家をめざして」と題して、建築家仙田満氏の講演を収録。第2部では住宅の設計を通して、計画の考え方、図面の描き方、建築模型の作り方、効果的な発表の方法、作品集のまとめかたといった一連の作業のポイントをきめ細かく説明します。巻末には近代・現代の名作住宅の事例集を収録します。
本書は建築・環境学部1年生の専門科目「建築計画・デザイン基礎」他、建築デザイン分野の教科書に指定されています。

編者 建築学教育研究会
出版年 2007年07月
発行所 鹿島出版会
定価 (本体1,900円+税)

目次
第1部 環境建築家をめざして
第2部 住宅をデザインする

1章 課題を始めよう
2章 敷地の特徴を読み取ろう
3章 都市との関係を調べよう
4章 プログラムを考えよう
5章 平面でエスキスしよう
6章 立体で考えよう
7章 構造を計画しよう
8章 環境・設備を計画しよう
9章 ランドスケープを考えよう
10章 プレゼンテーションしよう
11章 発表しよう
12章 ポートフォリオをつくろう

ケーススタディ 近代・現代の住宅建築

『建築にはたらく力のしくみ はじめての建築学-建築構造力学基礎編』

建築構造力学への導入用テキスト。専門学校・短大・大学で、初めて「建築」を学ぶ建築初学者たちに贈る、建築構造力学の基礎ガイドです。
本書は、幅広い建築学のなかから「建築構造力学とは何か」を知る入門書であり、建築にはどのような力がはたらいているのか、そのしくみをわかりやすく解説しています。
建築・環境学部1年生の専門科目「フレームの力学基礎」の教科書に指定されています。

編者 建築学教育研究会
出版年 2008年08月
発行所 鹿島出版会
定価 (本体2,000円+税)

目次
第I部 建築の構造とは

1章 はじめに
2章 強い建築物とは
3章 建築構造の形態
4章 地震に抵抗する

第II部 構造力学を学ぶ

1章 はじめに
2章 建築物にかかる力とは
3章 力の釣り合い
4章 反力
5章 トラス構造物の軸力の求め方
6章 曲げと剪断
7章 梁の応力分布図の描き方
8章 フレームの応力分布図の描き方
9章 まとめと応用
10章 おわりに

『環境・設備から考える建築デザイン はじめての建築学-建築・環境共生デザイン基礎編』

建築環境・設備分野を学ぼうとする学生向けに書かれた1冊。「建築を知る」を読み終え、建築学を学ぶ入り口に立った学生が、様々な専門分野へと進んでいくための分野別ガイドブックの一編として生まれました。「建築・環境共生デザイン基礎編」と名付けられた本書は、建築設備工学分野の解説にとどまらず、都市環境や地球環境へ配慮しつつ、省エネルギー対策と室内環境の快適さを両立させた建物をつくるためには何が必要なのかを、豊富な実例を挙げながら、わかりやすく説明しています。
建築・環境学部1年生で学ぶ専門科目「建築環境・設備基礎」の教科書に指定されています。

編者 建築学教育研究会
出版年 2014年09月
発行所 鹿島出版会
定価 (本体2,000円+税)

目次

1章 建築における環境・設備の役割
2章 パッシブな手法とアクティブな手法を学ぶ
3章 これからの建築と環境共生デザインに向けて

Part1 空気・熱環境をデザインする

4章 建物を取り巻く環境を知る
5章 省エネと快適性の両立を目指す-1
6章 省エネと快適性の両立を目指す-2
7章 室内には危険がいっぱい

Part2 光・音環境をデザインする

8章 建築と光環境
9章 建築の採光計画
10章 光環境と省エネルギー
11章 建築と音環境

Part3 水環境をデザインす

12章 水資源と都市・建築の水環境問題
13章 建築と快適で安全な水環境
14章 水周りの節水と湯の消費エネルギー
15章 環境に配慮した水周り空間をつくる

Part4 電気安全環境をデザインする

16章 電気安全の要素技術
17章 次世代住宅のインフラストラクチュア