関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

授業紹介

ワークショップ


ランドスケープデザイン・ワークショップ

第7回 場のデザイン<ランドスケープデザイン・ワークショップ>

  • Category: ランドスケープデザイン・ワークショップ
  • Posted by kgu1.
  • 2021/11/19

2021年11月16日(火)「ランドスケープデザイン・ワークショップ」第7回目の授業が行われました。

 

1)学生によるプレゼンテーション
授業の最初は、学生により、設計コンセプトのプレゼンテーションを行いました。
IMG_2393 2-min①

 

2)  教員によるレクチャー

今回の講義のメインとなる設計の要素は「照明」、「水」、「ファニチャー」です。

授業写真7_compressed_page-0001-min②

「照明」の種類(ライトアップ照明、ライン照明、際立たせる照明、落下防止用の照明、奥まで見える景色、周りを囲みたくたくなるスペース、林の中に溶け込む照明計画など)や、「水景」の使われ方(上から下に流れる、音を楽しむ、イベントと普段使いの共存、噴水、遊び場、まちを眺める場所など)を、事例を用いてレクチャーしていただきました。塗装デザインのパターンに合わせたデザイン、夜間の景観としてのデザイン、記憶に残るシーンの演出、時期のイベント、季節の表現、など目的は様々です。

空間をデザインする際、安心できる、たたずめる、眺める対象、喜び…等、条件がそろうことで人は快適に感じ、それが人々の”場”となります。地域の長所を楽しむ、美的体験、快適な効果は「仕掛け」があることで成立し、ランドスケープの要素と建物の関係、照明と樹木の距離の関係など、モノとモノの関係性を思考してみると良いと思います。常にどういう空間をつくるかの「物語性」を念頭に置きながら空間を形成していきましょう。

 

3)  ワークショップ(16:50)

まず断面図の仕上げを行いました。その中に照明、水の演出、ファニチャーの設置をしました。様々な要素の配置の仕方も空間にメリハリをつけながら、場所の特性を生かすためのデザインを考えました。

〈中間提出物〉

次回は中間提出です。提出物の内容をまとめました。

・A3横使いパネル(タイトル、平面図1/100or1/200、コンセプト、鳥瞰パース、アイレベルパース)

・模型

 

パネルには、これまで各回の授業で学んできた要素(地形、壁、小道、階段、植栽、地面)について考えた事を記述した上で、文字やダイアグラム等を入れると良いです。自分の案を説明するためにはどのような紙面をつくるか、それによって、自分の思っていることが相手に伝わっているかどうかの確認も行いましょう。

来週は休講となります。2週間後のプレゼンテーションに向けて準備とスケジュールの調整を行い、プレゼンテーションでは何を話すべきか、自分が何を伝えたいのか、イメージを膨らませながらパネルの作成をするだけでなく声に出してプレゼンテーションのリハーサルもしてみてください。

 

SA:小山更菜