授業紹介
ワークショップ
ランドスケープデザイン・ワークショップ
第4回 小道と階段のデザイン<ランドスケープデザイン・ワークショップ>
- Category: ランドスケープデザイン・ワークショップ
- Posted by kgu1.
- 2021/11/07
2021年10月26日(火)「ランドスケープデザイン・ワークショップ」第4回目の授業が行われました。
1) 学生プレゼン(15:10~)
今回は先週の課題であった「壁のデザイン」について、どのように設計したのか一人ずつプレゼンテーションしました。デザインの要素として「壁」が追加したことにより、作品にバリエーションが出てきました。壁に角度をつけることで、視線の誘導を意図したデザインや、カフェへのアプローチのためのデザインなど工夫が見られました。一方でまだ何も手をつけられていない空間や壁の先の空間の設計意図が不明な作品があったので広い視野を意識して敷地を観察する事と常に自分がその空間にいるイメージで設計を進めていけるといいと思います。
プレゼンの様子 学生の作品例
2) 教員によるレクチャー(16:05~)
今週の課題である「小道と階段」に合わせて事例をいくつか紹介していただきました。アメリカのニューヨーク市の廃線跡の高架を改造した「ハイライン」や大阪市内の河岸に創られた「トコトコダンダン」など非序に参考となる事例でした。小道を考えるときは、そこを活用する人や車などにヒエラルキーを付けるとわかりやすくなります。また階段は古来より上と下の世界をつなぐ役割とされていたり、見る角度によって階段の側面や蹴上(一段の高さ)が強調される特性を持っていたりします。異なる用途を持ち合わせて複合的に活用させることも多くあります。
3) ワークショップ(16:45~)
小道と階段の設計に入る前に図面の上にトレーシングペーパーを置き、もう一度配置計画や動線計画や日照を考え直す作業を行いました。作業の早い学生は小道と階段の設計を色画用紙を使ってテクスチャまで考えていて作業に差がついてきたようにも思います。授業の最後には、学生全員が友人たちの作品を歩いて見て回りました。作品を見る時はただ上から眺めるだけでなく、模型に顔を近づけて、アイレベルで実際の見える風景で確認することが重要です。次回は植栽についてのレクチャーがあります。模型の上で再現する植栽の材料は特に決まりがなく自由ですが、植栽の個性で模型が映えるので自分なりの植栽が探せるといいと思います。
ワークショップの様子 他の作品を見て回る様子
SA代理:星野梨音