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第13回「タイポグラフィ」<ドローイングワークショップ>
- Category: ドローイングワークショップ
- Posted by kgu1.
- 2018/08/24
今回は字体を意識した文字について考えます。
タイポグラフィとは、活字や書体、字配りの構成、表現のデザイン技法の事を言います。
まずは明朝体(セリフ)、ゴシック体(サンセリフ)を描く基礎練習をし、後半は色を用いて描いていきます。
[レクチャー]
文字を描き始める前に文字スタイルのレクチャーがありました。
身近にあるブランドのロゴや、文字スタイル表等を参考に、大文字・小文字の描き方を学んでいきます。
[文字スタイルの基礎]
描く上で字と字の間隔について注意がありました。間を離しすぎると別の言葉と捉えてしまうため、バランスを取って見せることが大切です。
[文字スタイルの応用]
次は関東学院大学のロゴの“学”を描いていきます。この書体はオリジナルで作られたもので学生証やサイトの文字を参考にして描がき、特徴を掴んでいきます。
続いてサンセリフという書体で“DRAWWING”と描いていきます。バランスや大きさを整えながら、描きます。
[タイポグラフィ]
後半はタイポグラフィを描いていきます。タイポグラフィとは一般に活字の配列を意味する印刷といったデザイン用語を言います。描く前に構成図を作成し、これまでに学んだ色彩や透視図法を活用して描いていきます。
今回は字体について学習を行いました。これまではモチーフを対象に観察し描いてきましたが、今回は対照的に構図や色彩を自分で考えデザインをしました。
これまで多種多様なものをモチーフにし描き、表現力と観察力を高めてきました。初回に比べとても上達したように感じます。この授業を通じてスケッチを描くようになった人や、素材を観察するようになったと履修する学生から聞くことがありました。この授業がこれから建築を学んでいく上で活かされていくと嬉しいです。
最終講義は台風のため休講になり、今回が最後の講義となりました。1年生はこれからが本番です。ドローイングワークショップで学んだ技術や視点、その感覚を忘れずに、これからも努力していってほしいです。半年間、お疲れ様でした。
TA 長田・早房