関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

授業紹介

環境共生デザインコース

建築・環境学科

建築環境デザインスタジオ

サテライトキャンパス給排水衛生設備2   <建築・環境デザインスタジオ>

  • Category: 建築環境デザインスタジオ
  • Posted by kgu5.
  • 2019/05/26

5月23日は「建築・環境デザインスタジオ」第6回の授業でした。まず学生は、各自取り組んできた給排水衛生設備コンセプトと系統図を提出しました。具体的な給排水衛生設備の計画として、今回は便所周りの配管類の設計に取り組みます。そのため、便所の配管詳細図を書く前に、配管図面を読むにあたっての基礎となる、配管の記号について大塚先生から解説がありました。配管ひとつ取っても、上水の給水管、雑用水の給水管、またそれらを屋上の高置水槽へ送る揚水管や、給水だけでなく排水管類など様々です。これらを図面上で区別するため、そのひとつひとつに図面上での表記が定められています。給排水衛生設備は配管類に留まりません。実際に、給水管より給水を行うための給水栓や、排水管の清掃を行うための掃除口など、他にも多くの器具があります。記号を一通り見た後、実際に便所の詳細図を見ていくことで、便所に必要な器具、各器具に接続される配管、またその配管中をどのように水が流れるか、等について理解を深めていきました。

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配管記号の説明

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  便所詳細図の説明           各系統の水の流れについての説明

参考図面の便所には、近年増えてきている湯水混合水栓があるため、小型の貯湯槽付き給湯機が搭載されていました。給湯機周りの配管や、水がどのような流れでお湯になっていくのか、その過程を理解するのに苦戦している様子が見られました。また、大便器や小便器、手洗い器などの排水系統には臭気を逃がすための通気管を設けることや、通気管の接続場所などの復習も行いました。その後、配管の接続部のイメージが難しいという声もあり、大塚先生が実際の配管の継手を図面に照らし合わせ、図面で表現された配管が実際にはどのような形で接続されているのか解説してくださいました。実物と図面を照らし合わせることで、実際の配管のイメージが膨らんだのではないでしょうか。

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  配管系統の色分け           系統ごとに色分けされた便所詳細図

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配管の立ち上がり・立ち下がり        継手の実物を用いた解説

便所詳細図の解説が一通り終わった後は、配管図の書き方、便所周りの配管、またその系統についての理解をより深めるため、各自便所詳細図のトレース作業に入りました。学生は、ただ作業的に線をなぞるだけでなく、記号や線種ひとつひとつについて調べ、図面が表していることを理解しながら、この課題に取り組んでいました。

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便所詳細図のトレースに取り組む学生    図面の意味を考えながら取り組む学生

その後、一旦作業の手を休め、本日の提出物の中でも完成度の高かった図面を参考に、先生方から図面表現を中心に給排水設備計画上の注意点について、お話がありました。多くの学生に共通している注意点として、上水や雑用水など、それぞれの水の系統で何に水が利用されているのかがフロー図・系統図に表現されていないというものがありました。上水の系統であれば、便所の手洗い、ウォシュレットを搭載する計画があればウォシュレットに、また便器の洗浄水の清浄度も高いものにする、という計画ならば便器の洗浄水にも、といったように各系統の水を何に使用するのかは各自計画していると思います。使用先の選定が各自のコンセプトを表現するため、水の使用先を明確にし、図面に反映させていきましょう。また、多くの学生がスケールを意識して系統図を作成していました。系統図はあくまでも、建物の給排水衛生設備の構成などを描いた図面であるため、スケールは意識せず給排水設備システムの全容を正確に表現できるよう描きましょう。

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系統図のレイアウト例            レイアウトの解説

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学生の図面を用いた解説           学生のコンセプト図

参考図面のトレースが終わった学生は、自身の建物の便所詳細図に取り組みました。給排水設備コンセプトからPSに収納する立て管類を整理し、給水立て管からの給水の流れ、排水立て管への排水の流れをそれぞれ考え、平面図に描き足していきました。授業の最後には、過去の先輩が取り組んだ便所詳細図をもとに、もう一度便所詳細図の解説が行われました。授業冒頭で説明のあった参考図よりも、今回の課題に近い図面であるため、自身の建物の便所詳細図のイメージが湧いたのではないでしょうか。次週は配管平面図に取り組んでいきます。この1週間で、給排水衛生コンセプト・フロー図を明確にし、それに対応した系統図、便所詳細図を完成させましょう。

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先輩の便所詳細図            最下階の排水管について

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次回(5/30)の提出物

①給排水コンセプト・コンセプト図

②給排水系統図(詳細図)→コンセプト図とは別紙。

③1階水廻り配管詳細図(1/50)

④2階水廻り配管詳細図(1/50)

⑤基準階水廻り配管詳細図(1/50)

⑥即日課題(未完成者)

 

※③、④、⑤は1/100からの拡大コピーは不可。新たに1/50で描くこと。

TA:山本

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