建築設計製図I

第10回 自作模型の作図3

2023/06/22

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2023年6月22日(木)「建築設計製図Ⅰ」の10回目の授業が行われました。

 先週までは、自作模型の各階平面図の作図を行いました。今週は、自作模型の断面図2面の作図を行います。

 授業の初めに、渡部先生から、本課題の「断面図」に関するミニレクチャーがありました。断面図には、人が建物内で過ごす空間が表現されます。そして、建物が地盤にどのように支えられているのか、屋根と床が何によって支えられているのかを表現します。

 続いて、関東学院大学建築・環境学部10周年記念の特別シンポジウムの案内がありました。建築学生の皆さんはぜひ参加してみてください。

今回の課題では、自作模型の断面図の作図を行います。

 断面図は建物の構成がよくわかる位置で、鉛直方向に切断し、切断面に直交する方向から見た図です。切断部分から見えている物すべてを図面上に表現する必要があります。切断された部分は太線で、見えているだけの部分は細線で書きます。

 作業の手順を簡単に記しておきます。①補助線でレイアウトを決める→②極太の線で地盤線を書く→③各階の高さの基準を描く→④床面の高さと柱の位置で基準線(中線)を描く→⑤基準線で柱、梁の寸法をとる→⑥補助線で各階の床面から天井面までの高さをとる→⑦補助線で梁と壁の位置を確認する→⑧切断面の梁、壁、床を太線で描く→⑨見えがかりの梁、壁、柱や階段を細線で描く→⑨寸法線を中線で作図する。

作業終了後、先生方からの講評がありました。建築図面において、線種の書き分けは重要であり、世界共通の言語であるため、正しい“言葉”で自身の意思を伝えられるよう練習しましょう。 

次週、2023年6月29日(木)の授業では、自作模型の立面図の作図課題を行います。講義前、指定の時間に本日の課題の提出も忘れずに行って下さい。

TA:程、岩壁 

 


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