関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

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建築・環境学部創設記念 連続講演会 第3回開催報告

  • Posted by kgu8.
  • 2014/02/17.

2014年2月8日(土)、建築・環境学部創設記念 連続講演会の第3回「ゼロ・エネルギーの可能性 ~ZEB(ネットゼロエネルギービル)を目指す環境技術~」が開催されました。

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今回は、川瀬貴晴先生(千葉大学大学院)と井上隆先生(東京理科大学)に御講演頂きました。A-magical-school004005007

川瀬先生には「世界のZEBと日本における実現可能性」と題して、まず日本のエネルギー基本計画に基づいた目標実現のための取り組みと、ZEBの基本的な考え方についてご説明いただきました。

敷地内でエネルギー収支をゼロにするスタンドアロンZEBと外部のエネルギーと連携して年間で敷地内のエネルギー収支をゼロにするというネットワークZEBの二つがあり、現在実現している世界のネットワークZEBの事例として、米国、台北、シンガポール、マレーシア、韓国の建築をご紹介いただきました。

また、今後の日本におけるZEBの可能性について、再生可能エネルギーを導入してどこまで省エネ化を徹底できるかが重要であること、小規模低層ビルでのnZEBは日本でも難しいものではないというお話をいただきました。

 

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井上先生には「建物外皮と建築・都市」と題して、建物外皮の性能として窓などの開口部が太陽エネルギーの影響を受けて最大の弱点となることから、建築のエネルギー消費量に関わるファサードデザインについて環境工学的な視点からご講演いただきました。

外部環境の変化に対応して建物外皮の性能を変える事例として、エアフロー型ウィンドウ、ブラインド自動制御、自然光利用照明制御を組合わせたオフィスや、日射があたったところだけ白濁するガラスの実験、都市のヒートアイランド現象緩和のための再帰反射フィルムの実験と使用アンケートの結果をご紹介いただきました。

外部環境の季節、時間、天候といった自然の変化を評価することがオフィスでは執務者の心身の健康、知的生産性の向上に寄与するという考え方についてもお話いただきました。

 

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休憩をはさんだ後に会場からの質問への回答と討論が行われました。日本でのZEB実現に向けての課題、外ブラインドなど設備の長寿命化、ZEBを目指した建物の基本計画に携わる方からは実用に向けた具体的な質問も寄せられ、活発な意見交換がなされました。

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講演会当日は未明から雪が降り始め、20年に1度の大雪という予報が出ているにもかかわらず、多くの方々に参加いただきました。学生の参加も多く、たいへん有意義な講演会となりました。

 

次回、建築・環境学部創設記念連続講演会第4回は「建築・環境学」を目指して~新しい建築教育のゆくえ~は、講師に茂木健一郎氏をお迎えし、3月8日(土)に建築会館ホールにて開催予定です。多くの方々のご参加をお待ちしております。

 

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