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建築・環境学部 建築・環境学科

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[理工学部、建築・環境学部教養学会主催ミニ講演会](第44回理科系学生のための公開英語講演会)

  • Posted by archenv.
  • 2021/07/05.

理工学部、建築・環境学部教養学会主催ミニ講演会
第44回理科系学生のための公開英語講演会
English Lecture Meetings for Science-Major Students

Methods for Diagnosing High Voltage Equipment
『高電圧機器の診断手法』

講師:財団法人電力中央研究所名誉研究アドバイザー
本学工学総合研究所研究員
岡本 達希 先生

0713

 

7月5日(月)、理工学部、建築・環境学部教養学会では財団法人電力中央研究所名誉研究アドバイザーで、本学工学総合研究所研究員の岡本達希氏を講師として標記タイトルによる2019年度に続き2回目の理科系学生のための公開英語講演会を開催した。受講者は電気学系、数物学系、情報学系の1年次生25名程度。本講演会では高圧送電の管理、点検に40年にわたり携わってこられた講師の経験から、大学の研究室内での実験のようには結果が出ない現場の苦労について語っていただき受講者は多くの学びを得た。

具体的な内容は下記の通り。
講師は1)現代社会において電気エネルギーが用いられる理由から講義を始め、2)送電全体のプロセス、3)変電所の役割、4)套管(ブッシング)、ガス開閉装置、XLPEケーブル(架橋ポリエチレンケーブルCross-linked Polyethylene Cable)、PD検知器、変圧器など送電に関わるの主な機器、5)機器の劣化の特徴、6)機器の劣化の確認方法、7)変電装置の地域により異なる敷設の状況、8)社会状況に応じた変圧器の稼働数の変移、9)絶縁体の材料と劣化の仕方、10)自然環境が機器の劣化に与える影響と対処法、など電力送電の現場に携わってきた経験からの紹介が行われた。
上記の説明の後に、変電設備の機器の耐用年数が40~50年と長いために劣化の診断が難しいこと、現場の状況に応じた適切な対応が求められること、100%の信頼性が保証された診断方法がないために様々な診断方法を組み合わせて機器の劣化の診断を行う必要があることなど説明され、今後もより高い信頼性をもつ診断方法の開発が求められるという結語で結ばれた。

講演後、受講者よりの質問が提示され、すべての問に講師よりの回答がなされた。下記は当日の受講者よりの質問の一部。

Q. According to my text, substations are usually unattended; that is, there is nobody to operate the system there. My question is what you would do if the operations in substations caused problems or damage to local people and local areas due to malfunction.

Q. I wonder if there is a way to completely prevent dielectric breakdowns caused by “electric trees”.

Q. My teaching material mentions that a Cross-linked polyethylene is a form of polyethylene with cross-links. What are the characteristics of cross-linked polyethylene; specifically, what does cross-linking mean?

本講演の内容の詳細は紀要「科学/人間」に掲載予定。

2021年7月5日(月)開催