関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

新着情報

新着情報

連続セミナー「アフタースクールゼミ2021」第2回 能作文徳 氏 開催

  • Posted by kgu8.
  • 2021/08/03.

□講師 能作文徳(建築家・能作文徳建築設計事務所主宰・東京電機大学准教授)氏

□参加人数 38名

□参加教員 柳澤潤、粕谷淳司、根市拓(非常勤講師)、村山徹

□会場 5-301スタジオ
□日時 2021年7月5日(月)17:30~19:30
□主催(「アフタースクールゼミ」実行委員/関東学院大学建築・環境学科/関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科学生会ARC)

□テーマ 「野生のエディフィス」

210705_assp_nousaku_r2

能作文徳さんは、学部と大学院ともに東京工業大学で学ばれ、在学中に能作文徳建築設計事務所を設立、現在は東京電機大学で准教授も勤められています。今回はオンラインでレクチャーしていただきました。レクチャーは今年の春にLIXIL出版から刊行された本と同タイトルの「野生のエディフィス」というテーマに沿って進められました。

 

当日は、学部2年生から大学院2年生まで、多くの学生が参加していました。

IMG_6073

レクチャーは、「人新世」という言葉からスタートしました。

 

まずはじめに、人が地球環境に影響を及ぼす時代とされる「人新世」に入った地球で起こっているエコロジカルフットプリントや脱成長、コモンズなどの問題を詳しく説明いただきました。そのなかで、能作さんは、地球環境のバウンダリーを捉えることが次の建築のデザインに繋がると考えられているとのことでした。

IMG_6072

次に、能作さんとパートナーの常山さんで設計した自宅兼事務所となっている「西大井のあな」をご紹介いただきました。この住宅は、中古の鉄骨造のリノベーションで、断熱補強や廃材利用、あな(開口)を開ける、などの操作を行うことで都市なかで野生的な暮らしを実践するというもので、そのアイデアと実行力に驚かされました。

次に、「物質循環のネットワーク」のパートでは、アクセスの経路をつくることがデザインであること、設計をあえて遅くすることなどを話していただきました。実作では「高岡のゲストハウス」での敷地内にあるものだけでつくるというのが印象的でした。

「分解派建築」のパートでは、藁と土でつくるストローベイルハウスの事例や、土中環境に考慮し鉄骨の基礎でつくった「明野の高床」などをご紹介いただきました。

また、オフグリッドシステムを実践されている事例紹介では、太陽に合わせて人間の生活を組み立てられている住まい手の話は大変興味深いものでした。

IMG_6075

 

 

最後の質疑応答では、「人が集まって住む時に何を考えているか?」「建築をつくる時にコンクリートなどの材料をどこまで受け入れればいいのか?」など、それぞれに真摯にお応えいただきました。

IMG_6071

 

能作文徳さん、ありがとうございました。