関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

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第3回 連続セミナー「アフタースクールゼミ」 古内時子 氏 開催

  • Posted by kgu8.
  • 2018/11/28.

古内 時子 assp_r

講師(所属)古内時子氏(ランドスケープアーキテクト・ふるうち設計室,共立女子大学非常勤講師)

参加人数 50名

参加教員 黒田泰介,柳澤潤,粕谷淳司,内藤誠人

会場 5-301スタジオ
日時 2018年11月8日(月)18:30~20:30
主催(「アフタースクールゼミ」実行委員/関東学院大学建築・環境学科/関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科学生会ARC)

テーマ 「ランドスケープデザインの要」

古内さんは,東京芸術大学で建築を学ばれた後,ランドスケープデザインを学びにイギリスへ留学し,帰国後は京都にて作庭師に師事しながら日本の造園技術を学ばれたという経歴をもたれていらっしゃいます.近年は代官山蔦屋書店のランドスケープデザインを手がけられるなど,第一線で活躍されておられるランドスケープアーキテクトです.

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レクチャーでは,まず植栽計画に留まらないランドスケープアーキテクトの仕事について,具体的な仕事の内容をご紹介頂きました.そして,デザインにおいて考えなければならない事柄を風景デザインの5W1H(Where,Who,When,Why,How)という観点から整理して頂き,代表作である代官山蔦屋書店を具体例として解説していただきました.また,ランドスケープデザインは建築とは異なり,現場での想定外の状況や他者性を受け入れる寛容さが重要であるというお話も印象的でした.

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—風景デザインの5W1H—

Where(場所性)

気候・植生,住宅地/商業地=役割,街並みのスケール=植物の大きさ,地形=目線の変化

Who(利用者・管理者)

子供/高齢者/身障者,ペット,滞留時間/滞留目的,管理体制,不特定多数=場所のイメージの特定

What(使用目的)

通行路(車/歩行者),娯楽(遊び,スポーツ),休息,緩衝・遮蔽,鑑賞=季節の彩り

When(時間・季節性)

春夏秋冬(照明),朝昼夜(照明),休日/勤務中,明暗・陰影

Why(デザイン根拠)

機能性=動線・ゾーニング,ストーリー性,地域性=植生,シンボル性(ランドマーク)

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さらに,風景の中にストーリーをつくる重要性を教えていただき,つなぐ/仕切る・見える/見えない,といったストーリーを構築する9つの基本構成について解説頂きました.

レクチャー後には学生からも「風景デザインにおいて,シークエンスとシーンをどう使い分けてデザインされているのか」「日本とイギリスやアメリカでは,具体的にどうランドスケープ観が異なっているのか」「なぜ今,建築とランドスケープが分離してしまっているのか」など多くの質問があり,日頃の設計演習では時間がないまま,思考と手の及ばないランドスケープへの関心の高さを伺うことができました.

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古内時子さん,ご講演ありがとうございました.

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