関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

イベント

学部創設記念 連続講演会

関東学院大学 建築・環境学部創設記念 連続講演会   (全4回)「建築・環境を考える」

関東学院大学は、2013年4月に建築・環境学部を創設しました。

私たちが掲げる「建築・環境学」は、これまでの「工学」の枠を超えて建築の原点に戻り、人文学・社会学・環境学・芸術学等の多様な視点を包括した総合的学問です。

新学部発足にあたり、その設立趣旨を、在校生はもちろん、卒業生・建築専門家・大学関係者等をはじめ広く一般の皆様と共有することを目的として、全四回の連続講演会を実施します。

こ れまでにない木造耐火建築、歴史的建築物に新たな息吹を吹き込むリノベーション、最先端の環境技術など、私たちが学ぶべきことは実に多くの分野に広がって います。
ミクロな日常生活とマクロな環境を共に見据えた「建築・環境学」は、これからどのように進んでいくべきでしょうか? ぜひ、共に考えていただきたいと思います。

皆様の参加を、心よりお待ちしております。

 

主催:関東学院大学建築・環境学部

後援:関東学院大学、大沢記念建築設備工学研究所

(関東学院大学燦葉会建築学部会、同 建築設備工学部会)

 関東学院画像

事前申込不要・入場無料

問い合わせ先:architec@kanto-gakuin.ac.jp

 

第1回 こんな建物が木造でできる!
〜新しい都市空間を創る「木質構造」の可能性〜

20131019日(土)16:0019:00

会場:関東学院大学金沢八景キャンパス フォーサイト21 F201教室

 

「地震」や「火災」に弱いという既成概念を打ち破る、最先端の「木質構造」。

その設計・技術開発の過程を、最新事例とともに二人の講演者にご紹介いただきます。

 

木造建築物にはこれまで「地震に弱い」「火に弱い」というイメージがありましたが、いま、それらの弱点を克服する「新たな木質構造」に注目が集まっています。

「地震」については、18年前に発生した阪神淡路大震災を教訓に、新たな耐震技術・構造設計方法・材料の開発と、そのための法的整備が行われ、現在では充分な強度を持つ、信頼性の高い木質構造物を実現できるようになりました。同様に「火災」についても新しい耐火技術の研究・開発が急速に進み、これまでにない大規模な木質耐火建築物が実現しつつあります。

この講演会では、こうした最先端の「木質構造による耐火建築」を、その設計や技術開発に関わられたお二方の講演者にご紹介いただきます。

「地震」にも「火災」にも強い木質構造で、今まで想像できなかったような新しい都市空間が創り出せる、そんなワクワクする未来について、皆様と語り合う場にしたいと思います。

 

講演1
「耐火木造による集合住宅のデザイン」

小杉栄次郎(秋田公立美術大学准教授・KUS一級建築士事務所)
講演2
「耐火集成材「燃エンウッド」の開発および大規模木造建築への適用」

五十嵐信哉(竹中工務店先進構造エンジニアリング本部)

下馬の集合住宅(提供:KUS)
大阪木材仲買会館(提供:竹中工務店)

第2回 保存・再生による価値の創造
〜東京駅丸の内駅舎 保存・復原・再生のプロセス〜

2013年11月30 日(土)13:00~16:00
会場:KGU関内メディアセンター M-803教室

 

歴史的建築物の「オーセンティシティ」とは?地震国日本で保存・再生に求められる免震技術とは?往時の姿を取り戻した丸の内駅舎の全貌を、再生の理念と共にご紹介いただきます。

 

東京駅丸の内駅舎は、日本を代表する歴史的建築物の1つです。1914年竣工の辰野金吾設計による鉄骨煉瓦造の建物は、1945年の戦災で大きな被害を受けましたが、約60年もの間、戦後の復興工事のままの姿を保ってきました。特徴的な扁平ドームと失われた3階部分を、最新技術を駆使しながら往時そのままに復原し、首都東京の中央駅、またホテル、ギャラリー、ショップを含む複合建築として2012年にオープンした丸の内駅舎は、今後の我が国における歴史的建築の保存・再生を考えていく上で、画期的な存在といえます。
重要文化財である東京駅丸の内駅舎の再生計画については、2009年に行われた関東学院大学125周年記念事業 連続シンポジウム「建築の今」にて、田原幸夫先生より基本案をご紹介頂きました。今回は完成なった丸の内駅舎について、その全貌と共に、同駅の構造設計を担当された蓮田常雄先生をお迎えして、地震国日本では避けて通れない問題である建物の免震技術についてご報告いただきます。
歴史的建造物の保存・再生を考える上で欠かせないオーセンティシティ(本質的な価値)とは何か、また多くの歴史的建造物を残す私達の地元横浜では何が出来るのか、共に考えるひとときをもちましょう。

 

講演1
「重要文化財を使い続けるための意義と課題」 田原幸夫(ジェイアール東日本建築設計事務所)

講演2
「丸の内駅舎における免震レトロフィットの設計と施工」 蓮田常雄(東京建築研究所)

3階以上が復原されたドーム内コンコース(提供:JR東日本)
既存レンガ壁と内蔵鉄骨の構造的活用 (提供:JR東日本)

第3回 ゼロ・エネルギーの可能性
〜ZEB(ネットゼロエネルギービル)を目指す環境技術〜

2014年2月8日(土)13:00〜16:00

会場:KGU関内メディアセンター M-803

 

建築物はこれまで、産業・運輸部門と並び、我が国で最も多くのエネルギーを消費する分野の一つとされてきました。ところが現在、完成後の運用時におけるエネルギー消費量ゼロを目指す「ZEB(ネットゼロエネルギービル)」が、国内でも実現に向けて動きつつあります。
「ゼロ・エネルギー」実現のためには、照明・冷暖房などで効率の高い設備機器を利用するアクティブ技術、建築物自体の熱効率を高めるパッシブ技術、そして再生可能エネルギー利用技術などを総合化させ、特定の専門領域に留まらない、分野横断的な対応が求められます。特に、季節に応じた日射のコントロール、自然光の有効利用などのための建築物のファサード(外皮)のデザインは、環境工学的観点から極めて重要といえます。
本講演会では、建築・都市における環境技術分野をリードするお二人の講演者に、ZEB 実現に向けた取り組みや具体的な事例をご紹介いただきます。
ZEBの実現によって、今後、私たちの生活や社会環境はどのように変化していくのでしょうか。皆様と一緒に考えていきたいと思います。

 

講演1

「世界のZEBと日本における実現可能性」 川瀬貴晴(千葉大学大学院)

講演2

「建物外皮と建築・都市」 井上隆(東京理科大学)

 

 

 

A magical school(提供:林憲徳)
提供:井上隆

第4回(最終回)
 「建築・環境学」を目指して
〜新しい建築教育のゆくえ〜

2014年3月8日(土)

16:00-19:00 (15:30開場)

場所:建築会館ホール (一般社団法人 日本建築学会)

東京都港区芝 5-26-20 建築会館 1F

 

学部創設を記念し、連続講演会としてこれまで行われた3回は、いずれも旧知の概念・枠組みを組み替えていくような発想に基づく新たな建築の知識をテーマとしてきました。

社会が成熟してきた今日、建築教育は、これまで以上の多様性と総合化が期待されています。

多くの学問領域や地域社会と手を結んでこそ解決できる諸問題の「要」となって立ち働く役割を、私達の「建築・環境学」は担いたいと思います。

最終回では「建築・環境学」が提示する枠組みを議論し、学部創設1年目を総括します。

 

基調講演「よろこびと創造」(仮題)

講師:茂木健一郎(脳科学者、慶應義塾大学特任教授)

 

鼎談「建築・環境学 あらたな教育の可能性」(仮題)

・茂木健一郎(脳科学者、上掲)

・長澤 泰(工学院大学、建築学部長)

・湯澤正信(関東学院大学、建築・環境学部長)

 

懇親会 19:30 – 21:00

建築教育に関する情報交換の場として、講演会終了後に懇親会を行います。

気軽に御参加下さい。参加費無料です。

*人数把握のため、事前申込み制とさせて頂きます。

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