すまいデザインスタジオ2

第8回 エスキス④

2023/11/16

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担当:古賀、大島、津野  TA:程

 2023年11月16日(木)「すまいデザインスタジオ」の第八週の授業が行われました。

 先週には基本設計段階の最終回エスキスは終わりました。今週は、細部設計段階の一回目のエスキスを行いました。
 今まで進んでいた三回のエスキスで、大きいスケールから検討した建物のボリューム、容積、コンセプトなどはほぼ決定してました。これからは今までの成果を踏まえて、どんどんスケールをアップする段階です。集合住宅の内部プラン、建物内の動線、各住戸の緑の量などの検討した内容を持ってきて、先生と話しました。
 次回の授業で行う中間講評で、大きいと小さいの二つのスケールから検討するような提案の成果を出すためにも、ぜひ今週のエスキスの機会を大切にして下さい。
 また、今は、皆さん完成度高いボリューム模型を作成してエスキスを進む段階で、それは模型を読み取る能力を身に付けるいいチャンスであるので、周辺の人の模型も参考にして下さい。設計者(このスタジオの参加者全員)の意図を読み取り、自分の設計で役立つことを積極的に学ぶことは重要だと思います。ぜひ自分の個性を保ちながら、色々ないいアイデアを試し見ましょう。

 先生方からのアドバイスをまとめました。参考にして下さい。
◯今まで、だいだい皆さんは提案に対して、居住のイメージを考え設計を行っていて、これから、イメージを建築化することが重要です。自分の予測のイメージ、達成したいことを頑張って残りましょう。イメージを建築化するには、細かいところまで行くまえに、整体からのプロポーションを考えることが重要です。
◯また、集合住宅で解決しようと思う課題に向けて、何プランの案を出して、繰り返して、未解決のところ、または新たに生まれた課題に向けて、プランを変えながら、進みましょう。それに対して、手を動かして、だくさんの案をつくって、そこから一番いい案を抜き出しましょう。
◯設計するときの立場には、基本設計段階で、大きいカテゴリーで検討をしてたと思いますが、細部設計の段階を入ると、もっと細かいカテゴリー、例えば、足の悪い高齢者、静かな空間がほしいサラリーマン、公園好みの子ども…たくさんの居住者の立場から、提案を考ることが重要です。実際に使用する人たちがほしい住空間を想像して、設計を進みましょう。

11月30日には中間講評になります。中間講評で持参するものとして、平面図、断面図を含むA1サイズのボード一枚以上、1:200の全体模型、1:100の部分模型。これらの物を持参してください。これからの二週間を活かして頑張って設計を進めて下さい。皆さんの面白い提案を期待しております。


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