授業紹介
建築設計製図
建築設計製図I
第7回 「住吉の長屋」断面図 <建築設計製図Ⅰ>
- Category: 建築設計製図I
- Posted by kgu2.
- 2021/07/27
前回に引き続き「住吉の長屋」の図面を模写していきます。
今回の課題は建物を垂直方向に切って、垂直方向にどのような構造になっているかを理解するための断面図です。前回まで考えてきた平面図や立面図との関係を考えながら作業することで頭の中で図面が立体に起こせるように意識していきましょう。
そのためにも前回の模写課題として配布された平面図を手元において確認しながら作図を進めることが大切です。
作図の最初は、通り芯となる基準線を一点鎖線で描いていきます。基準線は平面図と同様に大事な線になってきます。1階と2階を通る通し柱の位置を示すものでもあり、水平スラブの高さを示すものでもあります。
次にコンクリートの躯体を描いていきます。切断され断面になる部分は太線で作図することは平面図と同様です。次に見え掛かりとなる窓や家具を細線で作図していきます。
途中やはり階段の描き方の質問や手が止まってしまっている学生も多かったため先生による小レクチャーがありました。階段の踏面の寸法と蹴上の寸法を一段ずつ測っていくとずれてきてしまうため、斜めに補助線を引いて作図するというテクニックです。
なかなか階段に時間をとられ終わらなかった学生も多くみられました。
講義の最後に、提出が迫る模型課題の説明がありました。階段の作り方や湾曲する壁の作り方などの基本知識をレクチャー頂き建築サークルと連携して先輩に指導してもらえるというアナウンスがありました。皆さん大いに利用しましょう!
実際に課題に取り掛かっている学生のほうが少なく初めての模型作業でペース配分に苦しみ提出できない学生が増えそうですが、前もって作業を進めていきましょう。
【コロナウイルス感染症対策】
〇これまでの計測蓄積の結果を踏まえて二酸化炭素濃度が最大600ppm台に抑えられるよう扉、窓のオープン、換気設備の利用、人数コントロールをして講義を行いました。
〇感染抑止のために学生ができる対策は、①発熱がないか事前の確認と②マスク着用、③手指消毒、④講義時間中の私語厳禁です。対面講義継続のためにしっかり守りましょう。
TA井川 SA村田