授業紹介
建築設計製図
建築設計製図IV
第5回 エスキス3 <建築設計製図Ⅳ>
- Category: 建築設計製図IV
- Posted by kgu2.
- 2020/11/02
担教当員:柳澤潤、中村秀親、酒谷粋将、遠藤智行、神戸渡(以上 常勤)、久恒利之、佐藤文、高池葉子、杉千春(以上 非常勤講師)
助手:村山徹、内藤誠人
TA:田中亮、西岡憲弘(修士一年)
10月23日、「建築設計製図Ⅳ」第5回が、行われました。
今回のプログラムは以下となっております。
1. 神戸渡准教授による構造分野のレクチャー
2. 遠藤智行教授による環境分野のレクチャー
3. エスキス
1. 神戸渡准教授による構造分野のレクチャー
エスキスの前に神戸准教授から構造に関するレクチャーがありました。木造、S造、RC造の違いなどの基本的な話や、事例を基に各構造部材の説明をしていただきました。また、5-503(製図室)の屋根に採用されている張弦梁を、簡単な模型を使ってわかりやすく説明していただき、自分たちが使っている教室がどのような構造になっているのかを、学ぶことが出来たと思います。建築を作るうえで構造を考えることは、とても重要だと思います。自分が設計しているこども園をどんな空間にしたいのかを考えながら、構造体を考えてほしいと思いました。
2. 遠藤智行教授による構造分野のレクチャー
次に遠藤教授から環境に関するレクチャーをしていただきました。建築・環境棟(5号館)の環境設備に関する説明をしていただき、実際に自分たちが使っている建物の室内環境がどのように保たれているかを知ることが出来たと思います。特に感染症拡大を防ぐため、室内の換気を効率良くすることが今後の建築では求められてくると思うので、しっかりと学んでほしいと思います。また、今回のこども園でも、見た目のデザインだけではなく、光の入り方や風の抜け方など、環境にも配慮した設計を提案してほしいと思いました。
3. エスキス
レクチャーの後は各班に分かれ、エスキスが行われました。それぞれの学生が、前回の中間発表で指摘された箇所を自分なりに考え、一週間の成果を先生方に相談していました。今回の成果物を見ると、この一週間で中間発表から大きく進んだ学生と、あまり進んでいない学生の差がでてきた印象です。オンラインで授業に参加している学生は、画面上で自分の案を説明するため、伝わりにくい部分もあると思いますが、着々と進めていってほしいと思いました。しっかりと自分のやりたい事を明確にし、子供たちが楽しくのびのびと過ごせるようなこども園を作ってほしいと思いました。
3班(担当:杉非常勤講師)栗原 将希さん
中間発表から全体の構成は変えず、配置計画など見直した案を持ってきてエスキスしていました。平面計画だけではなく断面計画までしっかりと考えられていました。構造の話をエスキス出来ていたので、この調子で空間を作っていってほしいと思いました。
5班(担当:佐藤非常勤講師)寺山 宇洋さん
敷地全体に広がるように建築を作っている案で、ランドスケープと一緒にこども園を考えようとしている点がよかったです。中央に空いた天窓からの光がいいと思いましたが、風の抜け方を考えることができれば環境的にさらにいい計画になっていくと思いました。
今週も引き続き再履修の学生はトレース作業を行いました。どの生徒も集中して図面をトレースしていました。トレース作業は地道で根気のいる作業ですが、建築を丁寧に理解することができ、今後につながることだと思うので、頑張ってほしいと思いました。
来週は休講日となり,再来週には提出です。今回レクチャーしていただいたことを自分の案に反映させ,しっかりと提出物を完成させてほしいと思います。
TA:田中