関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

授業紹介

建築設計製図


建築設計製図I

第14回 期末課題・エスキスチェック<建築設計製図Ⅰ>

  • Category: 建築設計製図I
  • Posted by kgu2.
  • 2019/08/02

今日は、来週の期末課題の提出に向けて、初めてのデザイン課題のプレゼンテーションのヒントになるミニレクチャーから始まりました。

龍口先生、津野先生、内藤先生から先生方のお仕事の中から学生に見本として、エスキスの過程や、考え方、プレゼンボードの作り方などのレクチャーがありました。

龍口先生からは建物を考えていく上でのスケッチや、空間の考え方などについて解説がありました。フリーハンドでの平面図のスタディや、スタディの上での注意事項などについてわかりやすく説明して頂きました。先生の設計されたコンサートもできる大きな住宅が完成するまでの設計のプロセスが図面や模型で示されました。完成した写真を見た時、学生たちも感動しているようでした。

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津野先生からは、「旗竿型」の敷地に建てられた小住宅を事例に、お話いただきました。ダイアグラム的なスタディや、考えを他者に伝えるときの表現方法などについて解説して頂きました。ダイアグラムとは考えやイメージを抽象的でシンプルに表現したものです。内容を相手に伝えるときに最もわかりやすい方法の一つです。また、自分の中の考えを整理するときにも重要な手法といえます。

決して広くない、しかもたくさんの住宅に囲まれている敷地の中で、様々な距離を体験するにはどうしたらいいのかということを考えるためのスタディがたくさん行われた住まいは、とても心地よさそうでした。

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内藤先生からはプレゼンボードの描き方や、レイアウトについて解説して頂きました。建築のデザインにおいてレイアウトはとても重要です。短時間でより明確に、より多くの情報相手に伝えることが勝負になることもあります。その際に見やすさや美しさなどはとても重要なことです。

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レクチャーの後、先生方によるエスキスチェックが行われました。

今回は前回からさらにスタディを進め、模型などでスタディしてきた学生が何人か見受けられました。

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エスキスチェックを待っている学生たちは、期末課題の一つである模型の図面化を行いました。今まで描いてきた平面図と断面図をもう一度描きます。今度はあまり質問もせず、黙々と描き続けていましたが、学生同士や先生に指摘される学生もいました。慣れてもきちんとどのような線で描けばよいのかなどを考えながら進めましょう。

 

来週はついに最終課題の提出日になります。この半年間で学んだことを活かし思い思いの作品に仕上げましょう。課題2の1枚目の表紙は表現したいことをきちんとまとめ、美しくレイアウトしましょう。模型も作ってくるとより空間や構成が伝わると思います。大学で最初の設計課題として、諦めずに最後まで取り組みましょう。