授業紹介
建築設計製図
建築設計製図I
第5回 住吉の長屋 各図面のトレース <建築設計製図Ⅰ>
- Category: 建築設計製図I
- Posted by kgu2.
- 2019/06/15
今回から、具体的な建築図面について学びます。今日の課題は「平面図」の理解を目的に、実際の建築図をケント紙に模写するというものです。
題材となる建物は安藤忠雄の「住吉の長屋」です。
まずは、基準線の位置を決めていきます。補助線を有効活用します。日本工業規格(JIS)では、基準線の太さは「細、中、太」の順で選択することになっているそうです。今回は「中」線で描くように指示されました。
線の太さの比率は、細:中:太は1:2:4であることは常に気にして作業してください。
実際の建物の課題になると線の引き方に戸惑っている学生も見受けられました。中には「なぜその線種なのか」と先生に質問している学生もいました。断面線を最も太く、見えているだけの線を細い線で描きます。太さの比は4:1です。
太線と細線の差を明確にかき分けましょう。自分の描いている線が建物のどの部分なのか、一本一本考えながら作業を進めていきましょうと先生方よりアドバイスを頂きました。
壁、ドアの太線、階段の中線、タイルの細線。それぞれの線の書き分ける際には、線種ごとにフォルダーを変えて効率よく作業していく学生もいました。疑問に思うことはその場で近くの先生方に質問しましょう。一つ一つの疑問や課題を乗り越えスキルアップしましょう。
最後に先生方からアドバイスなどのお話があり、終わりました。
また、前回までに提出した7課題が採点されて帰ってきました。その中で未完成マークがあった人は来週までに完成させ再提出してください。
TA 甘利優
中島健太