授業紹介
建築設計製図
建築設計製図I
第1回 授業ガイダンス <建築設計製図Ⅰ>
- Category: 建築設計製図I
- Posted by kgu2.
- 2019/04/16
2019年4月11日(木)、「建築設計製図Ⅰ」の第1回目の授業が行われました。
担当の先生方の自己紹介から始まりました。
はじめに、この講義について目標や毎回の講義の流れ、評価の方法などについて説明がありました。建築設計製図は建築を学ぶ上での根幹となる講義であること、その理由の一つとして、建築図面は他の人(それが外国の人であっても)に、正確に客観的な「言葉」であることが大きな意味を持っているというお話でした。
オリエンテーションで伝えられた注意事項には次のようなものもありました。
①課題は必ず提出すること。また、課題は大学で作業を行うこと。
②再提出の必要が出た場合には提出日時を厳守すると。
この他にも、大切な事項は配布されたプリントにも書かれていたのでもう一度確認してください。
このあと、建築設計製図Ⅰで学ぶことや周辺の知識についての講義がありました。建築図の意味や、図面の種類、これから学ぶ平面図、立面図、断面図についての第1回目の説明などです。
続いて、授業を受けるにあたり準備するものの説明がありました。製図で使用する教材の説明がされ、使用する教材の説明と、使い方の説明もありました。次回の授業で使用しますので、必要なものを各自用意するようにしてください。
課題を始めるにあたり、製図板の使用方法についてレクチャーがありました。製図版は共用のものなので丁寧に扱うようにしましょう。
製図台の使用法のレクチャーとあわせて、平行定規の使い方の説明とその実践の時間がありました。
5号館(建築・環境棟)のルーバー部分を「平行定規を使って」完成させる課題です。図面の水平を確認しながら製図版に貼り、多くの学生は初めての平行定規を使った作業を体験しました。実際のルーバーを室内から見ることで、自分が何の線を描いているか実感しながら作業を進めました。
次に、フリーハンドでの作図演習を行いました。この演習課題も製図版に水平に用紙を貼りこむことから始まります。実線、破線という種類があることと、線の引き方の基本について説明がありました。横向きの線は、左から引き始めること(左利きの人は右から)、縦方向の線は下から上へ向かって引きます。
初回の講義の最後のテーマは、自宅課題として毎回出される「大きくなる まいにちスケッチ」の説明と、実際に一つ目のスケッチをしてみるというものでした。
「大きくなる まいにちスケッチ」は、自分の身の回りにある物のスケール感を身に着けるための課題です。小さな物のスケッチから始めて描き、最終的に大きな建物などのスケッチをすることになります。今回は消しゴムやペンなどの文房具や、自分の手などをそれぞれスケッチし、寸法を書き入れていました。建築を学ぶ上でスケール感はとても重要なことなので、第一歩としての良い経験になったのではないでしょうか。
スケッチ時間は15分程度でした。その中でそれぞれ選んだ題材を上手に描き上げていました。段々と題材のスケールが大きくなっていくので、これからのスケッチが楽しみです。
第1回の建築設計製図Iは以上です。
次回の授業では実際に製図道具を使って作業を進めていきますので、製図用芯ホルダー、製図用芯ホルダー替芯、芯研器、消しゴム、字消板、三角定規、三角スケール、ドラフティングテープ、製図用ブラシが必要になります。来週の授業までに各自でそろえるようにしてください。
TA 甘利 優 中島 健太