授業紹介
建築設計製図
建築設計製図IV
第10回 第二課題「こども園の設計」エスキス2 <建築設計製図IV>
- Category: 建築設計製図IV
- Posted by kgu2.
- 2019/12/14
建築設計製図IVの第十回が行われました。
今回のプログラムは以下となっております。
1)敷地についての説明
2)各班に分かれてエスキス
まず全体に柳澤潤 准教授からスタディを行う上で気を付けなければならない敷地のとらえ方についてアドバイスがありました。また、次回の中間提出にむけての取り組み方などの説明もありました。
その後、さっそく第2回エスキスが始まりました。
寺島 優花さん
角を造りたい。角と角の隙間で子供達が自分の遊びを見つけていくイメージ。
それらを園児が回遊できるよう円形に囲む。
円の中にボリュームがぼこぼこ出てくるイメージをもって設計しました。
先生からはプランニングで気を付ける点として
・エントランスは道路側。
・食事室は搬入もあるため駐車場の近く。
・エントランスに近くから0-5歳「すぐに迎えやすい」。
などがあげられました。ボリュームの部屋が高さの変化で、地形のように遊べたら子供にとって様々な体験になるのではないでしょうか。
諏訪 朱音さん
園を細かい大小のボリュームで分け、全体を囲う構成である。安心感と優しい空間を大事にしたいとのこと。各ボリュームに園児室などの機能が割り振られ、中心をホールとしている。
ホールに行為が出てくるような空間を考えた。
先生からは屋根を方形屋根とし集落のようにすると、周辺住宅の街並みに馴染むとのこと。
屋根の在り方でこの建築は決まってきます。スタディを重ね、高さ、大きさのバランスを大事にすることで街にとって優しい建築になっていくことを期待します。
関口 翔太君
八角形を組み合わせて子供のための空間を構成する。八角形は鈍角で構成されているため、緩やかな空間のつながりを生み出す。グリットで構成された柳町に馴染むよう、曲線ではなく多角形でありたいとのこと。水平垂直の性質を持つ八角形の組み合わせ方で回遊性と落ち着きを併せ持つこども園を設計したいと考えていました。
先生からはプランニングが八角形のメリットを活かせていないとの指摘がありました。正八角形を組み合わせてできる正方形や、図形外のスペースにくびれや膨らみを持たせるなど、子供の行動を建物の内外の関係と一緒にスタディしていく必要があります。
来週は中間提出です。
提出物は以下となります。
・配置図 1/200 (1階平面図+外構デザイン)
・平面図 1/200
・断面図 1/200
・コンセプトボード
中間提出いつも以上に重要なアドバイスや発見のチャンスでもあります。
しっかり取り組みましょう。
TA 甘利優
中島健太