授業紹介
建築設計製図
建築設計製図I
第9回 模型の図面化その2 平面図・断面図の作成<建築設計製図Ⅰ>
- Category: 建築設計製図I
- Posted by kgu2.
- 2018/06/19
2018年6月14日、建築設計製図Ⅰの第9回目の授業が行われました。
授業のはじめに古賀先生より製図のヒントの説明がありました。製図の決まりごとがかかれたJISの工業規格に記されている線の太さや種類についての説明がありました。
製図で主に書かれる線の呼び方としては「細線」「太線」「極太線」の3種類があります。また用途に応じて、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線、三点鎖線を使い分けます。破線は、「単線」とすき間の組み合わせ、一点鎖線は「長線・すき間・極短線・すき間」の組み合わせという意味です。うっかり、丸い点を描いてしまう人は気をつけましょう!
第一課題 2階、3階平面図
前回の配置図、1階平面図の作成に引き続き、今回も各自が作成した模型を見ながら2階、3階の作図を進めていきました。
続いて断面図の描き方の説明がありました。
第二課題 断面図
第一課題の2階、3階の平面図が終わった人は、第2課題に進み、模型を見ながら断面図をかいていきました。
~断面図を描く際の注意~
1.レイアウトを決めていきます
2.枠どりをしていきます。
3.地盤線(Ground Line)を極太線でかいていきます
4.高さの基準を階ごとにかいていきます。1階の床の高さ、床高を1F (floor line)と言い、2F 3F、屋上高などの基準線を描きます。
5.極太線で基準線を下書きしていきます。
6.柱の寸法を基準線の中心にふりわけて補助線を極細い線でかいていきます
7.壁の位置を確認しながら基準線をガイドに下書きする
8.各階の床面から天井面までの高さをとり、下書きをする。
9.柱、壁を下書きする
10.柱、壁、床を仕上げる
11.見えている壁、階段を細い線で書く
また断面図を作成する際は、平面図と見比べながら作図を進めていくとよいでしょう。
授業の最後に先生方より、今後に向けてのアドバイスがありました。
中津先生からは学部フォーラムや図書館にある建築雑誌に1日15分間、目を通すようにとのお話がありました。雑誌をめくりながら自分の興味のある建物を見つけて図面などを調べてみましょう。瀧口先生からはスケッチ課題のアドバイスがありました。スケッチ課題の描く対象を探すのに行き詰っている人は、階段でも色々な場所にある何種類かの階段を描くというような形でバリエーションをつけていくとよいでしょう。
~お知らせ~
・コンクリートカヌーコンペの集まりについてお知らせがありました。一昨年は、1年生の艇が優勝し、そのグループが昨年も連続で優勝したそうです!詳細は3階学部フォーラムへ。
・「建築展18/19」第3回全体会議
2018年6月21日(木)18時半より 工学部実習棟2階デザインラウンジにて。
TA:イクラ サリーム、スリースマン 洋マイケル