授業紹介
建築設計製図
建築設計製図I
第2回目 線の練習 <建築設計製図Ⅰ>
- Category: 建築設計製図I
- Posted by kgu2.
- 2018/05/30
2018年4月19日(木)、「建築設計製図Ⅰ」の第2回目の授業が行われました。
授業はじめに、古賀先生より製図の仕方の説明がありました。
本日は前回の講義で紹介された設計道具を実際に使用し作図が行われました。
始めに、平行定規、三角スケール、三角定規の使い方の詳しい説明が行われました。
平行定規に課題の紙を合わせてセットをし、ドラフティングテープで固定して三角スケール、三角定規を使って作図していきます。また、作図中に間違えてしまった線を消すときは、字消し板は必ず使うように指摘されました。
第1課題は、5号館(建築・環境棟)のルーバー部分を平行定規と三角定規を使って作図するという課題でした。
ここで芯ホルダーの削り方の注意もありました。最初はうまく削るコツがつかめない学生もいました。芯削器でしっかり削ってから第一課題の作図が始まりました。
課題用紙に書いてある水色の斜め線を芯ホルダーでなぞっていき、線は中ぐらい太さで仕上げるというものですが、中くらいの線の感覚を掴むのは最初は大変だったなと、私も思い出しました。
平行定規、三角定規を初めて使用する多くの新1年生は使い方に困難しながらも頑張って課題に取り組んでいました。
「線を綺麗に引くためにはどうするべきか自ら考えながらやる」という先生からのアドバイスをもって、定規と芯ホルダーの使い方に慣れていくことをまずは目標にして作図を進めていきました。
~三角定規で線を引く~
三角定規で線を引くときは利き手の方に三角定規を向けることがポイントになっています。右利きの人は、三角定規を右側に置く、左利きの人は左側に三角定規を置いて線を引きます。
続いて第二課題は線の練習をする課題でした。
配られた課題用紙の寸法を測りながら、ケント紙に各自で写していく課題でした。まずは白紙のケント紙に枠を描き、斜め線、破線、一点鎖線を細、中、太の三種類の線を引いていきました。
課題のポイントは三角定規を上手く使って斜め線を引くことです。線の寸法、 三角定規の角度を選択して作図します。
三角スケールを使用して寸法を測るということも学生にははじめての体験です。
〜斜め線を書くときのテクニック〜
二つの三角定規を当てて、まずは自分にだけわかるようなすごく薄い補助線を書いていきます。
この線を補助線と言います。次に二つの三角定規を使いながら補助線に沿って三角スケールで必要な間隔に点を打っていきます。
最後に間隔の点に合わせて三角定規をずらしていけば綺麗に平行な斜め線が引けます。
第二課題終了後は5分間、席を立って他の人たちの作品を見て回る時間がありました。自分に足りないもの、他の人が綺麗にかけているポイント、をつかんでいくための重要な時間です。
最後は先生方の講評で締めくくられました。龍口先生「まいにちスケッチ」の課題について、スケッチのテクニックと講評がありました。
手で描いてこそ自分の感覚をつかめるので、スケッチを描く練習を丁寧にやっていくように言われました。スケッチ課題の目的を改めて全員に意識してもらい、身近にあるものをスケッチをし、日々の生活よりスケール感をだんだんと掴んでいく。また、絵を綺麗にかくよりも、そのものがどういうつくりになっているか意識しながらスケッチングするようにアドバイスがありました。
TA イクラ サリーム、スリースマン 洋マイケル