授業紹介
建築設計製図
建築設計製図II
第10回 最小限住居 平面図 模写 1/50 <建築設計製図Ⅱ> 2018年 12 月 5日(木)
- Category: 建築設計製図II
- Posted by kgu2.
- 2018/12/12
建築設計製図第10回目の授業は、「最小限住居」の平面図模写を行います。
多くの人が平面図に取り掛かっていると思います。
木造の平面図は、RC造の図面より線が多くて大変ですが、部材の様子や重なり方などを理解できると思います。頑張ってかいていきましょう。
最初に、来週からエスキスが始まる設計課題についての説明がありました。
この課題は、必修ではなく、希望制ですが、製図の課題が進んでいる人や、興味がある人はぜひ挑戦してください。
空間を設計するということが、模型などを作りながら順を追って理解できると思います。
課題は、 ヴォリューム、面、線 という空間をつくる要素をそれぞれ考えながら進めてゆきます。
まず来週は、ヴォリュームで空間を考えてゆきます。
エスキスを行う場合は、クロッキー帳などにかいた自分のアイデアと、それが伝わるエスキス模型を持って来ましょう。
エスキス模型は、提出の模型の様に、綺麗につくる必要はありません。
自分のアイデアを形で表現するために、手を動かして、まずは1つエスキス模型を作ってみましょう。
エスキス模型は、スタイロフォームなど、簡単に形を作ることができる素材が便利です。加工は、スタイロフォーム熱を利用して切ることができるスタイロカッターが便利です。学校で借りたい場合は、5号館3階の学部フォーラムで申請してください。また、購買や、100円ショップなどでも簡単なスタイロカッターが売られています。確認してみてください。
日頃から、画材店や100円ショップなどを、模型に使えそうなものがあるか覗いてみるとよいと思います。
また、冬休み明けには軸組模型の提出もあります。冬休みに入ってしまうと、なかなか詳しい事を聞けなくなってしまうので、図面を見てわからない事は、冬休みに入る前に解消しておきましょう。
関先生が、「最小限住居」の図面を色鉛筆で色分けしてくださいました。
色の数からも分かるように、木造の住宅はたくさんの部材が組み合わさって建物ができています。色分けしてみると、とてもわかりやすいですね。
最後に、前回のスケッチ課題の優秀作品が発表されました。
課題作品は、伊東豊雄の「中野本町の家」です。
この作品は、都市に対して閉鎖的な住宅です。
中庭、壁、内部空間などの建物の特徴を抑えたスケッチなどが紹介されました。
次回のスケッチ課題は、坂本一成の「代田の町屋」です。
町屋とはなにか、などについて他の町屋をテーマにした作品なども見ながら、考えてみてください。
TA 花城輝 スリースマン洋マイケル