関東学院大学

建築・環境学部 建築・環境学科

建築・環境学部のAO入試

建築・環境学部のAO入試

AO入試って、何?

AOとはAdmissions Officeの略で、「入学事務を行う事務所」の意味です。関東学院大学ではAO入試を「学力試験や推薦入試でははかれない、建築・環境学部のアドミッションポリシーに共感して、大学入学の意欲が高い学ぶ事への意欲や人物、将来の展望、チャレンジ精神などを、課題のプレゼンテーションや小論文、面接などを通じて審査し評価する専願入試」と定義しています。大学によっては自己推薦入試、公募推薦入試等と呼ぶところもあります。

建築・環境学部では特に人物評価型の入試としてAO入試に力をいれており、理系、文系を問わず、学ぶ意欲の高い学生を求めています。

「入学前準備教育」で、入学までの学習支援

AO入試に合格して入学手続きが完了した後には、学力の維持や向上のために「入学前準備教育」を実施しています。高校の英語や国語、数学の復習など、入学後の大学の授業に移行できるためのサポートを行っています。

建築・環境学部のアドミッションポリシー(入学者受け入れの基本方針)

建築・環境学部ではディプロマポリシー及びカリキュラムポリシーに基づき、理系・文系の区別なく、多様な学習履歴において優秀な者、また建築、環境、都市、住まい、インテリアなど、人間の生活空間に関心があり、本学部・学科での学習に強い意欲と熱意を持つ者、あるいは校訓「人になれ 奉仕せよ」を体現すべく、自己を知り、他者を理解し、世界中の人々と協働して社会・地域に貢献する意欲のある者を、入学者として受け入れます。

課題型と実績評価型

建築・環境学部のAO入試はアドミッションポリシーに基づき、「生活空間に関心があり、本学部・学科での学習に強い意欲と熱意を持つ者」を評価する課題型と「自己を知り、他者を理解し、世界中の人々と協働して社会・地域に貢献する意欲のある者」を評価する実績評価型の、大きく二つに分かれます。また、実績評価型ではコンテストやコンペなどの参加実績も評価対象としています。

AO入試各型の内容は、一次選考通過後に送られる課題、試験当日に行われる小論文と課題のプレゼンテーション及び面接で構成されています。

この主な2つの型の他に、取得した資格や検定試験などの成果を評価する資格型もあります。

プレゼンテーション方法(各課題で共通)

試験当日に持参するもの

  • A3サイズの発表用資料 計4枚
  • 発表用資料をA4サイズに縮小コピーしたもの 4部(面接員の手元資料用)

注:試験会場では、作成したA3サイズの資料を黒板に掲示して、その前でプレゼンテーションを行います。プロジェクターなどの機器を使うことはできません。<br>持参した資料はすべて、提出してもらいます。返却はいたしません。

当日の内容(試験時間:20分)

①プレゼンテーション(10分)

  • 課題発表:5分程度
  • 口頭試問:5分程度

②面接(10分)

  • 志望の動機、自己アピールなど:5分程度
  • 口頭試問:5分程度

注:試験当日、プレゼンテーションと面接は連続して行われます。

課題型の試験問題紹介

■2014年度 12月募集

課題

地球環境の保護や省資源への対策として、既存の建物の寿命をのばしながら有効活用していくことが求められるようになってきました。快適さを損なうことなく環境に配慮し、なおかつ100年住み続けられる住宅をつくるためには、どのような工夫が必要でしょうか?

あなたの考えたアイデアをスケッチ、写真、図面、文章などによって、具体的に分かりやすく表現してください。

優秀作品の例

優秀作品の例(課題型)

講評

環境に配慮した「100年住み続けられる住宅」を、5つのポイントを挙げて検討しています。耐震・耐久性、自然との調和、デザイン、体にやさしい、可変性のいずれも大事な項目です。これらのポイントを実現するために、ポイント毎にそれぞれ具体的な工夫を考え、最終的にそれらをまとめ上げて、1枚の絵に仕上げてくれました。アイデアを実現するための論理的な説明と魅力的な資料、明瞭なプレゼンテーションが高く評価されました。

■2015年度 8月募集

課題

「高床式住居」、「水上住居」、「採風塔を持つ住居」、「洞窟型住居」の4つのすまいは、その土地の気候や地形の特性を生かしたつくりとなっています。

①これらの世界の伝統的な住居のうち1つを選択して、その土地の気候・風土の特性と、快適に過ごすための住居の特徴について調べてください。

②あなたの住む地域において、①で調べた1つの住居のよいところをどのように取り入れると、省エネルギーで環境に配慮した住居になるかを考えてください。

上記の①、②をまとめて、プレゼンテーションしてください。

参考文献:村上周三著、ヴァナキュラー建築の居住環境性能-CASBEE評価によりサステナブル建築の原点を探る-、2008年、慶應義塾大学出版会

優秀作品の例

優秀作品の例(課題型)

講評

土地の気候や地形の特性を生かした世界の伝統的な住居について、「高床式住居」を選択し、その土地の気候や風土の特性と、快適に過ごすための住居の特徴を4つのポイントに絞って説明しています。文章だけでなく絵を使った説明がとてもわかりやすい表現となっています。
自身の住む地域における「省エネルギーで環境に配慮した住居」の提案では、「風」をテーマに、まず地域周辺の特徴をとらえた上で、伝統的な住居の特性を取り入れたときの効果を明確に示しています。伝統的な住居の長所を現代の住居に無理なく取り入れた提案は、完成度の高い作品となっています。
プレゼンテーション用資料がとても丁寧につくられているところも高く評価されました。

■2016年度 8月募集

課題

下記1および2の内容について、発表用の資料を作成してください。資料は見やすく、美しくレイアウトし、プレゼンテーションに臨んでください。


1.図1に示すような建築物の屋根は、「片流れ(かたながれ)屋根」と呼ばれます。
片流れ屋根など、建築物の屋根には、どのような形状があるかを調べ、その中から4種類を選択した上で、それぞれの形状について記述してください。記述には以下の内容を含め、2枚の発表用資料にまとめてください。また、主な参考資料を明記してください。

①「屋根形状の名前(一般的な呼び方)」
②「かたち」(スケッチ等で簡潔に図示)
③「特徴」(各50〜100文字で説明してください)

2. 1で挙げた屋根形状から、1つ、または複数の組み合わせを用いて「魅力的な、公園のちいさな休憩所(あずまや)」をデザインしてください。提案には以下の内容を含め、2枚の発表用資料にまとめてください。

①「作品のタイトル」
②「模型の写真」
③「テーマ」(どのようなことを考えて、この建物をデザインしたか、文章や模式図などで簡潔にまとめてください)

3. 模型

・模型は、1/50の縮尺で製作し、A4サイズ(210mm×297mm)の台紙に接着してください。図2を参照。
・模型の材料は、厚紙・ケント紙・スチレンボードなどを使用してください。
台紙には、段ボール・スチレンボードなど、厚みのあるしっかりとした材料を使用してください。
作った模型は写真を数枚撮影して、その写真を資料に貼り付けてください。
・屋根の支えかた(柱・壁など)、内部の家具、建物の周辺は、自由に考え、デザインしてください。
・建物の大きさが分かるように、模型には図3のような、同縮尺の人型を入れてください。

講評

この入試問題では、実際に屋根のある建築物(小さな「あずまや」)をデザインするという課題が課されました。このような課題では作り方についての条件やヒントを確実に読み取って下さい。発表では、この課題にどれだけ丁寧に取り組んだかを作品やプレゼンテーションを通して伝える努力をしてください。
実際の作品を見てみましょう。この作品は一方の側が地面までとどいた魅力的な大きな屋根が特徴です。地面にとどいた屋根は東屋の壁と一緒になって不思議な三角の空間を創り出しました。課題で学んだ屋根の知識が反映されていること、環境を創造する力が伝わる作品として評価されました。

プレゼンテーションも自分の作った建物の特徴、伝えたいことが十分に表現されていると評価されました。丁寧に、力を抜かない取り組みは作品にも、プレゼンシートにも確実に反映され、試験官に伝わるのです。

■2016年度 11月募集

課題

大きな地震が発生した際、家具や家庭用電気器具が落下・転倒して、住んでいる方が怪我をしたり、人命が失われたりすることがあります。地震で倒れない強い建物を作ることも重要ですが、落下・転倒による被害の防止を考えることも、地震対策として重要なことです。
下記の1、2の内容について、発表用の資料を作成してください。資料は見やすく、わかりやすくレイアウトして、発表してください。

1. 戸建住宅、集合住宅、学校など身の回りの建物において、家具や家庭用電気器具の落下・転倒を防止するため、どのような対策が行われているか、その実状を調べてください。調べた内容は、写真・スケッチ・説明文などにより、A3用紙2枚にまとめてください。

2. 1.で調べた建物の中で、防災の観点から、改善すべき点を挙げてください。それに対する具体的な対策を提案して、A3用紙2枚にまとめてください。

課題の資料として、東京消防庁のwebサイト内(下記のアドレス)にて閲覧できる「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」「家具類の転倒・落下・移動防止講習ビデオ」を挙げておきます。参考にしてください。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/kaguten/index.html(アクセス日:2015/10/27)

優秀作品の例

優秀作品の例(課題型)

講評

地震への対策として、家具・家電の転倒や落下を防ぐことは、人命を守るために重要なことです。自身が通う学校の室内では、どのような対策がとられているかを調査し、改善箇所を探し、その方法を提案しています。学校は、多くの人が使用するため、避難するときの考え方が自宅とは違うため、対策の仕方も異なります。そういった状況における問題点、改善点を提案しています。パソコンを使い、フォントを工夫し、レイアウトの仕方を工夫することで分かりやすい資料にまとめ上げており、プレゼンテーションとして高く評価されました。

*「課題型」の課題と小論文の考え方については、こちらも参考にしましょう

社会貢献評価型の試験問題紹介

■2014年度 11月募集

課題

あなたが行った「社会貢献」活動の概要(日時、場所、内容等)をまとめてプレゼンテーションしてください。

プレゼンテーションは、A3サイズ(約42cm×30cm)の用紙4枚にまとめてください。写真やスケッチ、図等を使って、自由に表現してください。あなた独自のユニークな表現を期待します。当日にはこれをホワイトボードに掲示して約5分間で説明して頂きます。

さらに上記の内容について、A4レポート用紙2枚にまとめ、そのコピーを3部用意してください。書式は自由です。プレゼンテーション用資料を縮小コピーしたものでも、特別に作成したものでも結構です。これが面接員の手元資料となります。

当日の流れ

「プレゼンテーション」及び「面接」は連続して行われます(合計15分)

  • ① 課題のプレゼンテーション・・・・・・・約5分
  • ② 面接(志望動機、自己アピール等)・・・約5分
  • (質疑応答・約5分)

注意
「プレゼンテーション」に使用した資料は、全て提出してもらいます。必要な方は、事前にコピーを取っておいて下さい。

優秀作品の例

優秀作品の例(社会貢献評価型)

講評

横浜市戸塚の舞岡公園で行われている里山保全活動に参加して、下草刈りや古民家の障子張りのボランティア体験をプレゼンテーションしてくれました。身近な自然である里山は、昔ながらの環境が残る貴重な財産です。社会・地域に根ざした環境保全に貢献したことに加えて、活動を通じて公園スタッフや公共団体との交流実績も評価されました。

*「社会貢献評価型」の課題と小論文の考え方については、こちらも参考にしましょう

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